阪神ケーブルエンジニアリングのAXGP基地局を見てきた
- 2015年10月06日
- Report
阪神電気鉄道グループの阪神ケーブルエンジニアリング(Hanshin Cable Engineering:HCE)は地域広帯域移動無線アクセスシステム(以下、地域BWA)の免許を2015年9月14日付けで取得したと発表した。
2014年10月に地域BWAに関する制度改正によって従来のWiMAX方式より高速な通信速度などを実現する地域BWA高度化方式の追加導入が認められており、地域BWAでAXGP方式やWiMAX Release 2.1 Additional Elements方式の導入が可能となった。
阪神ケーブルエンジニアリングは制度改正後の地域BWA高度化方式として近畿では初めて電波を発射してネットワークの運用を開始したことを明らかにしている。
通信方式はTD-LTE方式と互換性を有するAXGP方式を採用しており、周波数は2580.0~2590.0 MHzの10MHz幅となっている。
阪神電気鉄道本線の大石駅に基地局を設置していることが公表されていたため、実際に阪神ケーブルエンジニアリングのAXGP基地局を見に行ってみた。
梅田・尼崎方面のホームから見やすい位置に設置されており、確かに電波を発射していた。
実質的にはTD-LTE 2500(B41) MHzとなっており、TD-LTE 2500(B41) MHzに対応した某端末で4G onlyに設定してネットワークを検索すると阪神ケーブルエンジニアリングのネットワークを検出できた。
基地局を増設して2015年中にはサービスを開始する予定とのことで、楽しみにしておきたいところである。
なお、阪神ケーブルエンジニアリングに与えられているPLMN番号は440-02である。
440-02は過去にNTTドコモ関西に割り当てられていたため、端末によってはNTT DOCOMO Kansaiとして表示されることがある。
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