パナソニックが保有するITCネットワークの全株を売却

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パナソニックは保有しているITCネットワークの全株をITCネットワークに売却したことが分かった。
ITCネットワークは携帯電話販売代理店の運営等を手掛けている。
2012年10月にITCネットワークはパナソニックの子会社であるパナソニックテレコムを買収しており、ITCネットワークは買収代としてパナソニックに全株の20％を渡していた。
ITCネットワークは2013年8月9日の市場外取引でパナソニック側の全株を引き取ったとのことで、売却額は約90億円になるという。
余分な保有資産を売却することで、財務体質の改善や携帯電話事業の再構築を進めるとのことだ。
パナソニックは子会社のパナソニックモバイルコミュニケーションズが主にNTTドコモへ端末を供給している。
NTTドコモが特定の端末を優遇して販売するツートップ戦略を導入したことで、パナソニックの携帯電話事業はより厳しくなっていた。
ドコモショップ等の携帯電話販売代理店を運営するITCネットワークへ出資するメリットが小さくなったので、パナソニックが保有するITCネットワークの全株を売却するに至ったと伝えられている。
・SankeiBiz
http://www.sankeibiz.jp/business/news/130816/bsb1308161215002-n1.htm