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YRPでドコモの5Gbpsを実現した基地局やLTE-Advanced対応の基地局を見てきた



2013年11月17日に横須賀リサーチパーク(以下、YRP)へ日本唯一のGSMの屋外アンテナを探しに行ったついでに、他の基地局やアンテナも見たので軽く紹介しておく。
まずはNTT DOCOMOの商用基地局。
光りの丘トンネルの入り口に設置されており、トンネルの内部のみをカバーする目的と思われる。
LTE方式は2.1GHz帯の10MHz幅が吹いており、出力は非常に小さくて基地局のすぐそばでも速度が出た。
理論値は下り最大75Mbpsであるが、実測値は下りで約66Mbpsを記録した。
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NTT DOCOMOの5Gbpsを実現する超高速通信実験に使用された実験用の基地局アンテナ。
4.635GHz帯の101.4MHz幅を用いて実験を実施したとのことで、NTT DOCOMO R&D Centerに設置されている。
MIMO多重方式の送受信アンテナは12本で、NTT DOCOMOの独自技術で5Gbpsを実現している。
周波数利用効率は50bps/Hzとなっている。
NTT DOCOMO Technical Journal Vol.15 No.2に掲載されている。
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NTT DOCOMOのLTE-Advanced向けSmart Vertical MIMOに対応した実験用の基地局アンテナ。
3.9GHz帯の100MHz幅を用いて実験を実施したとのことで、NTT DOCOMO R&D Centerに設置されている。
世界で初めて基地局アンテナ1本で1.2Gbpsを超える屋外での走行伝送実験に成功している。
1Gbpsを超える通信速度を実現するにはアンテナ4本相当のMIMO伝送を行う必要があるが、Smart Vertical MIMOではアンテナ1本でアンテナ4本相当のMIMO伝送を実現する。
左から2本目の太いアンテナがSmart Vertical MIMO対応アンテナで、その他の4本はLTEのアンテナである。
2013年11月13日付けで報道発表資料として掲載されている。
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NTT DOCOMO R&D Centerの道路に面する生垣は植木でNTT docomoと文字を書いている。
角度的に道路からは文字に気付きにくいかもしれない。
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NTT DOCOMOのLTE-Advancedに対応した基地局。
設置場所はNTT Yokosuka R&D Centerで、非常に目立っている。
このエリアでは2.1GHz帯のLTEが5MHz幅で3波を確認しており、そのうち2波はNTT Yokosuka R&D Centerに設置されている基地局から吹いていた。
もう1波はNTT DOCOMO R&D Centerの方向から吹いていた。
出力はあまり大きくなく、NTT DOCOMO R&D Centerの横にある電波測定車等の走行が可能な実験エリアに向けて発射していると思われる。
3波のうちNTT Yokosuka R&D Centerから吹く1波だけはユーザがエントリできたが、残りの2波はエントリすることはできず、実験に使用していることは明白であった。
エントリできない2波を使用してLTE-Advancedの屋外実験を行っている可能性が高いと考えられる。
尚、LTE 2100(B1) MHzとLTE 2100(B1) MHzのキャリアアグリゲーションはCA_1として3GPPで規定されている。
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YRPでは普段はあまり見られないような基地局アンテナや装置も数多く見られ、研究開発施設の雰囲気を肌で感じることができた。
またいつか、行ってみたいところである。

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