NTTドコモがドコモ・ドローンプロジェクトを開始、セルラードローンによる買物代行の実証実験も実施
- 2016年10月19日
- docomo-総合
NTT DOCOMOは2016年9月6日に「無人航空機における携帯電話の利用に関わる実用化試験局の免許」を神奈川県、千葉県、福岡県の一部地域で取得した。
これにより、モバイルネットワークを利用した「ドローン搭載カメラから撮影した運航状況の映像や、機体の状態、位置情報等のリアルタイムデータ伝送」や「機体の遠隔制御」の検証環境が整い、「長距離の目視外運航」の実証実験も行えるため、ドローンを活用した様々な検証を実施する「ドコモ・ドローンプロジェクト」を2016年10月19日より開始するという。
ドローンを活用した多様なソリューションの提供に向けてさらなる検討を実施するとともに、NTT DOCOMOが保有する移動体通信技術を活用して上空のドローン周辺の通信品質や地上のモバイルネットワークへの影響を検証し、問題なくドローンを運航できる環境の構築を目指すとのことである。
仙台市における防災や減災への活用、新潟市における農業などへの活用に関してパートナ各社と検討を推進しており、福岡市では物流への活用を検討する取り組みを実施する。
NTT DOCOMO、MIKAWAYA21、enRouteの3社はモバイルネットワークを利用するセルラードローンを活用した「社会的課題解決を見据えた買い物代行サービス」の実証実験を2016年11月から行うことで合意したと発表しており、国家戦略特区に指定されている福岡市が協力するという。
実証実験は福岡市内にある能古島と九州本島間の約2.5kmの飛行航路および能古島島内で実施する計画で、離島のシニアおよび子育て世帯に対して電話で依頼を受けた商品を自宅まで配達するサービスでセルラードローンを活用する。
2016年12月まで実証実験を実施する予定で、様々な側面から検証して2018年度を目標に商用化に向けた検討を行うとしている。
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