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上海市消保委がiPhoneの発火事故などを解決するようAppleに要求



中国・上海のShanghai Consumer Council (上海市消費者権益保護委員会:以下、上海市消保委)は米国のAppleの中国法人であるApple Computer Trading (Shanghai) (苹果電脳貿易(上海))に対してスマートフォン「iPhone」シリーズに関して報告された苦情を適切に解決するよう要求した。

上海市消保委には2016年1月1日から2016年11月30日までにApple Computer Trading (Shanghai)に関する苦情が2,763件あり、例年比で約2倍の増加と主張している。

また、2016年10月1日から2016年11月30日までには苦情の件数が1,221件に達し、例年比で約6倍とのことである。

主な申告内容としては異常なシャットダウン、自然発火、Apple IDの乗っ取りを挙げている。

なお、異常なシャットダウンに関してはiPhone 6sの一部個体は電池パックの交換を実施すると発表しているが、iPhone 6s以外のiPhoneでも同様の事象が報告されている。

自然発火は2件の報告があり、2014年11月に購入したiPhone 6が2016年9月30日に自然発火、2015年3月に購入したiPhone 6s Plusが2016年8月31日に自然発火したという。

Apple Computer Trading (Shanghai)は自然発火したiPhone 6s Plusは同一機種と交換して対応したが、所有者には自然発火の原因が知らされていないとのことである。

Apple IDの乗っ取りは報告件数が多く、1,070件の報告を受理したことが明らかにされている。

上海市消保委はApple Computer Trading (Shanghai)に関する多くの苦情を受理しているが、それらの大半は消費者が解決したと判断していないため、Apple Computer Trading (Shanghai)に対して不具合の原因など消費者が求める情報を開示し、あらゆる苦情を解決するよう求めた。

また、Apple Computer Trading (Shanghai)は中華人民共和国消費者権益保護法を遵守しなければならないとの考え方も示している。

上海市消保委

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