NTTドコモがインド事業から資本引き揚げか
- 2013年12月12日
- docomo-総合
NTT docomoはインドの通信事業を手掛けるTATA TELESERVICESから出資を引き揚げる可能性が浮上していると財経新聞が報じている。
出資を引き揚げる要因としては業績の悪化や負債の膨張が挙げられている。
TATA TELESERVICESは2012年度の純損失が485億8000万インドルピー(約810億円)とされている。
負債額は2013年11月末時点で2800億インドルピー(約4663億7000万円)となり、2013年3月末時点の2349億1000万インドルピー(約3912億7000万円)から約20%も負債が拡大している。
TATA Groupは400億インドルピー(約666億円)の資本を追加で入れる模様である。
赤字経営が原因で銀行が負債の借り換えを拒否しているとされている。
NTT docomoとTATA Groupの契約が当初の契約のままであれば、NTT docomoは2014年3月に資本を引き揚げることが可能となる。
インドにおいてTATA TELESERVICESは3つのブランドで移動体通信事業を手掛けている。
TATA DOCOMOブランドでGSM/CDMA方式、Virgin MobileブランドでGSM/CDMA方式、T24 MobileブランドでGSM方式を展開している。
日本ではTATA DOCOMOが有名と思われるが、経営状況は相当酷いようで、NTT docomoがTATA TELESERVICESから出資を引き揚げると、TATA DOCOMOブランドの存続も危ぶまれるところである。
・財経新聞
http://www.zaikei.co.jp/article/20131212/167776.html
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