docomo Optimus LTE L-01D レビュー
- 2012年08月16日
- docomo-LG
NTT docomo向けのLG Electronics製LTE/W-CDMA/GSM端末「docomo NEXT series Optimus LTE L-01D (以下、L-01D)」を触ったので、L-01Dについて感じたことを簡単に書いておこうと思う。
画面サイズが約4.5インチと大きくて筺体サイズも大きいが、特に持ちにくいというわけではなく片手操作も可能であった。
重さに関しては少し重いなと感じるかもしれないが、1800mAhの大容量バッテリも搭載しているので多少の重さは仕方ないだろう。
カラーバリエーションはRedとBlackが用意されている。
シンプルなデザインで、個人的には好きなデザインである。
フロントには3つのナビゲーションキーを備えている。
左からメニューキー、ホームキー、クリアキーとなっている。
ナビゲーションキーはいずれもタッチセンサ方式である。
ホームキーは写真で見ると物理キーに見えるかもしれないが、タッチセンサ方式となっている。
ナビゲーションキーの反応が悪く感じた場面もあり、発売までに改善が必要であると思ったところである。
RedとBlackはリアカバー以外に、サイドの装飾とホームキーの色が異なっている。
サイドの装飾はメッキとなっており、RedがローズゴールドでBlackがシルバーである。
Redのメッキの色がカッコイイので、Redにブラックのリアカバーを付けるのもありかなと思った次第である。
ディスプレイの上にはサブカメラも備えている。
リアにはメインカメラとLEDライトを備えている。
NFCには非対応であるが、FeliCaに対応しておりFeliCaロゴも見られる。
画面ロック解除画面。
鍵のマークをタッチすると画面ロックが解除される。
主に画面ロック解除からホーム画面の操作をした様子。
ホーム画面やアプリケーション一覧画面での操作は軽快である。
L-01Dは本体のみでスクリーンショット撮影が可能である。
スクリーンショット撮影した画像も掲載しておく。
ホーム画面のスクリーンショット。
LTE接続時は電波アイコンの横にLTEと表示される。
ステータスバーを下した状態。
簡単な設定の変更も可能である。
通知の他にSIMカードの通信事業者名や接続している通信事業者名も表示される。
ストレージを表示。
内部ストレージの空き容量は1.81GBとなっている。
ディスプレイは感動した。
鮮やかで明るくてしかも高精細である。
視野角が広いので、横から見ても色が変わりにくいのも嬉しいところである。
覗き見されやすくなるのではないかと気になるかもしれないが、覗き見なんてきっと自意識過剰なだけ。
ディスプレイだけでも欲しくなるレベルである。
タッチパネルの感度はもう少し良くなって欲しいと感じたところではあるが…。
ステータスを表示。
各種状態を表示することが可能である。
接続している通信方式も表示される。
ネットワークサーチを行うと、NTT DOCOMOとSoftBankが検出された。
L-01DはFOMAプラスエリアには対応しているが、東名阪バンドには非対応となっている。
優先ネットワークモードの設定では、自動とGSMのみが選択可能である。
自動を選択するとLTE/3G/GSM方式でLTE>3G>GSMの順に優先的に電波をキャッチするようだ。
L-01Dに限ったことではなく他のLTE対応端末でも言えることであるが、LTEの電波が弱い状態でもLTEの電波をキャッチしてしまうという事象も見られた。
ブラウザ操作の動画を撮影している時に、偶然にもLTE→3G→LTEと切り替わる瞬間が撮れた。
30秒以降のアンテナアイコンに注目してもらいたい。
ネットワーク接続なしと表示されてから一瞬だけ3Gとなるが、直ぐにLTEの電波をキャッチした。
LTEの電波が強くない地域では3Gのみで使えれば圏外でない限りネットワーク接続なしと表示されることもないと思うので、個人的には3Gのみを選択する設定も欲しいと思った次第である。
Speedtest.net Mobileというアプリを使って通信速度の測定を行ってみた。
通信速度はLTEに接続した状態で測定した。
下り最大37.5Mbps/上り最大12.5Mbpsのエリアであるが、先述の通りLTEの電波はあまり強くない環境である。
L-01Dはテザリングにも対応している。
テザリングを使用するにはspモードの契約が必須となる。
テザリングを起動していない時は当然ながらAPNの選択が可能である。
mopera Uを選択してから、テザリングを起動してみた。
テザリングを起動するとAPNの選択が不可能となっている。
Motorola ATRIX 4GをL-01Dのテザリング経由で当ブログにアクセスしてみてアクセス解析を見たところ、ホスト名は********.******.imtp.tachikawa.spmode.ne.jpとなっていた。
やはり、テザリングはspモードのみとなるようである。
個人的にはmoperaでもテザリングを許可してもらいたいところであるが…
標準ブラウザを操作してみた。
マルチタッチでの操作はスムーズである。
スクロールも概ね滑らかな印象である。
標準ブラウザのスクリーンショット。
画面上に進むキーや戻るキー等が表示される。
高解像度で画面も大きいので、画面上に各種キーが表示されても特に邪魔にはならない。
文字サイズを小さくすると一画面当たりの情報表示量が非常に多くなり、高精彩であるため細かい文字でも読みやすい。
標準ブラウザを試した際にユーザーエージェントを取得しておいた。
Mozilla/5.0 (Linux; U; Android 2.3.5; ja-jp; L-01D Build/GRJ90) AppleWebKit/533.1 (KHTML, like Gecko) Version/4.0 Mobile Safari/533.1
カメラについては作例をアップしておいたので、そちらを参考にしておいてもらいたい。
設定は特に弄らず、画像サイズは最大の3264*2448で撮影。
アップした作例は下記の画像をクリック。(更にリンク先の画像をクリックすると無加工の作例の閲覧が可能)
L-01Dはワンセグにも対応している。
可動式のワンセグアンテナを備えている。
ワンセグの電波環境が良かったということもあり、殆どのチャンネルを受信した。
複数のベンチマークアプリケーションで性能測定を行っておいた。
ベンチマークアプリケーションでの測定結果は、状態によって数値が前後するのであくまでも参考程度にしておいてもらいたい。
使用したアプリケーションはAnTuTu Benchmark、Linpack for Android、NenaMark1、NenaMark2、Quadrant Standard Editionの5種類である。
AnTuTu Benchmarkのトータルスコアは4893、Linpack for Androidのマルチスレッド処理のスコアは61.783~64.278、NenaMark1のスコアは56.00、NenaMark2のスコアは36.80、Quadrant Standard Editionのスコアは1618。
スコアは特に高いとは思わないが、解像度等も考慮する必要はあるだろう。
L-01DのFingerprintは下記の通り。
LGE/i_dcm/i_dcm:2.3.5/GRJ90/eng.hochang.kwon.20111005.102102:eng/test-keys
AnTuTu Benchmarkの詳細な結果。
CPUクロックは1242MHz(1.2GHz)と認識されているが、NenaMark1とNenaMark2では1.5GHzと認識されていた。
今回レビューしたL-01Dのバージョン情報は下記の通り。
Model number:L-01D
Android version:2.3.5
Baseband version:L01D-MDM9200B-V08a-OCT-4-2011-XX 1 [Oct 4 2011 13:34:20]
Kernel version:2.6.35.11
Build number:GRJ22
Software version:V08a-OCT-4-2011
全体を通して動作面では概ね良好な印象である。
ディスプレイは素晴らしく魅力的であり、それだけでも欲しいと思わせてくれた。
本体のみでのスクリーンショット撮影機能に対応しているところも嬉しいポイントである。
ただ、タッチパネルやナビゲーションキーの感度に不満があり、それらが改善されると更に魅力的な端末になるだろうと感じた。
レビューした端末は製品版ではなく、最終仕様は異なる可能性もあるので注意してもらいたい。
製品版では更に良くなっていることに期待しておきたい。
動作等の感じ方は現在使っている端末の違いや個人の感覚によって左右されるので、実際に購入を検討している場合は実際に触ってみてから判断することを強く勧める。
追加事項あれば、当記事に追記していく予定である。
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スクリーンショットはどうやって撮るんですか?
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>通りすがりさん
電源キーとホームキーの同時押しでスクリーンショット撮影が可能です。
後で記事中に追記しておきます。
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>ひろさん
試作端末では出来てたのですが、製品版では塞がれたみたいですね。