韓国でLG G6の販売は落ち着きの傾向に、弾劾記念フォンという別称も
- 2017年03月18日
- Android関連
韓国のLG Electronicsはフラッグシップのスマートフォン「LG G6」を2017年3月10日に韓国で発売したが、販売ペースは落ち着きの傾向にあることが韓国メディアの報道で分かった。
発売直後の2日間は販売台数が合計で3万台に達しており、好調なスタートを切ったとLG Electronicsより発表されている。
韓国では発売直後の1日あたりの販売台数が1万台以上であれば好調とされており、LG G6はその基準を上回った。
しかし、発売から1週間ほど経過して1日あたりの販売台数は1万台を下回ったとする情報もあり、落ち着きの傾向にある模様である。
また、韓国では番号ポータビリティ(MNP)の件数も携帯電話市場の活気を判断する指標のひとつに用いられている。
韓国通信事業者連合会(Korea Telecommunications Operators Association:KTOA)によるとLG G6の発売日は18,252件、翌日は20,214件と2万件前後を記録したが、すでに1日あたり1万件台前半に落ち着いているという。
韓国では1日あたりの番号ポータビリティの件数が24,000件以上であれば市場が過熱、1万件未満であれば市場が停滞と判断される。
機種変更での購入が多ければ番号ポータビリティの件数が少なくなるため、番号ポータビリティの件数とLG G6の販売台数が比例するとは限らないが、これまでの韓国の携帯電話市場における一般的な傾向より、LG G6の発売で市場が過熱することはなかったと解釈できる。
Samsung ElectronicsのフラッグシップのスマートフォンであるSamsung Galaxy S8およびSamsung Galaxy S8+の発表を待ってから購入を判断する顧客も少なくないと思われ、LG G6は発売されたばかりで販売実績を評価するにはまだ早いが、発売前の期待に及ばないのではと不安視する声もある。
LG G6の販売実績とは関係ないが、偶然にもLG G6の発売日は韓国憲法裁判所が朴槿恵の弾劾は妥当とする判決を下し、韓国史上初めて大統領が罷免された日となったが、そのためLG G6には弾劾記念フォン、弾劾お祝いフォン、弾劾フォンなどの別称も出ているという。
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