AQUOS PHONE SoftBank 104SH レビュー
- 2012年03月09日
- SoftBank-SHARP
SoftBank向けのSHARP製W-CDMA/GSM端末「AQUOS PHONE SoftBank 104SH (以下、104SH)」を触ったので、104SHについて感じたことを簡単に書いておこうと思う。
104SHは日本メーカー製のスマートフォンで初めてAndroid 4.0.x Ice Cream Sandwich Versionを搭載している。
どれくらいサクサク動くように仕上がっているのか試してきた。
レビューした端末は製品版ではなく、開発途中の端末であるという点を考慮して読んでもらいたい。
筺体は薄くて、とても軽い印象である。
ベゼルの幅が狭いので、大画面ながら端末サイズも片手で持っても苦しくないサイズだった。
カラーバリエーションはRISING SUNとDEEP OCEANが用意されている。
どちらの色も側面にアクセントが入っている。
フロントにはタッチセンサ方式のナビゲーションキーを備えている。
配列は左からメニューキー、ホームキー、クリアキーとなっている。
ナビゲーションキーの感度は良好で、快適に操作することが出来た。
RISING SUNのフロント。
側面には橙色のアクセントが入る。
DEEP OCEANのフロント。
側面には青色のアクセントが入る。
ディスプレイの左上にはAQUOS PHONEロゴが入る。
フロントカメラはナビゲーションキーの下に搭載する。
リアには約1210万画素の裏面照射型CMOSイメージセンサを備える。
カメラ用のフォトライトは搭載していない。
SoftBankロゴと型番がプリントされている。
上の側面。
イヤホン端子を備えている。
右の側面。
キー類は搭載しておらず、とてもシンプルである。
左の側面。
電源キーとボリュームキーを備えている。
下の側面。
Micro USB端子を搭載している。
充電はMicro USB端子経由で行う。
画面ロック解除は独自UIを採用している。
Android 4.0の標準UIとは大きく異なっている。
画面ロック解除の画面で上にフリックすると、一部機能へ直接アクセスすることが可能だ。
カメラと電話とメールを直接起動することが出来る。
主にホーム画面を操作した様子を動画で記録してきたので見てもらいたい。
とてもサクサク動いており、操作していて気持ち良く感じた。
アプリ一覧画面ではアプリがカテゴリに分けられている。
各カテゴリ内でのスクロールは縦スクロールと横スクロールの選択が可能である。
UIは大きくカスタマイズされていることが分かるだろう。
Android 4.0の標準UIを搭載しているGALAXY Nexusと比較してみた。
104SHはAndroid 4.0の標準UIとは異なることが分かる。
ホーム画面のスクリーンショット。
スクリーンショットは電源キーとボリュームダウンキーの同時押しで撮影することが出来る。
ドックバーにある一番右のアイコンはアプリ履歴である。
ホームキー長押しでもアプリ履歴を表示することが可能である。
アプリ履歴を表示した画面。
左右どちらかへのフリック操作で、履歴を消去することが出来る。
全てを消去することも可能となっている。
通知画面。
トグルを備えており、簡単な設定の切り替えが可能だ。
通知や接続している移動体通信事業者の他、ステータスも表示されている。
設定画面。
どちらかというと従来のSHARP製Android端末のUIよりAndroid 4.0の標準UIに近い印象で、Android 4.0に慣れていなければ最初は戸惑うかもしれない。
設定画面には開発者向けオプションの項目も存在する。
アニメーションの設定は開発者向けオプションの項目で設定することが可能だ。
ストレージを確認してみた。
内蔵ストレージの合計容量は13.23GBである。
アプリが609MBで、空き容量が12.45となっていた。
外部メモリ(microSD/microSDHC)の容量や使用状況も表示される。
外部メモリ関連の設定はこの画面で行える。
優先インストール先を設定することが可能となっている。
優先インストール先の選択肢は本体とmicroSDカードとシステムで判断の3種類である。
内蔵ストレージが多いので、本体だけでも特に困ることはなさそうだ。
文字サイズの設定。
小と中と大と特大が用意されている。
文字フォントの切り替え。
モリサワ 新ゴ MとLC明朝とSHクリスタルタッチとRoboto Regularが用意されている。
プリインストールされているIME。
デフォルトではiWnn IME – SH editionとなっている。
エコ技設定の項目が用意されている。
設定によって、より電池持ちを長くすることが可能だ。
ベールビューも用意されている。
表示パターン、濃度設定、見栄え補正を設定することが可能となっている。
104SHはマルチタッチに対応している。
マルチタッチは最大で5点まで同時に認識した。
タッチパネルの感度は良好で、特に不満は感じなかった。
ディスプレイは有機EL程の鮮やかさはないが、忠実な発色で綺麗な液晶だと感じた。
ブラウザを表示してみた。
画像は標準ブラウザを表示した様子である。
高解像度なHDディスプレイなので、細かい文字も読み取りやすい。
標準ブラウザ以外にChrome Betaも試してみたが、スクロールやピンチ操作はとてもスムーズだった。
カメラのUI。
なかなか使いやすいUIである。
最大サイズで撮影してもシャッタースピードは遅いとは感じなかった。
カメラの画質については2枚の作例をアップしておいたので、そちらを参考にしておいてもらいたい。
設定は特に弄らず、画像サイズは最大サイズである12M (4000*3000)で撮影した。
画像をクリックすると外部サイトに飛ぶので、更にリンク先の画像をクリックすると無加工の作例の閲覧が可能である。
一つ目の作例。
二つ目の作例2。
被写体は104SHの価格表である。
複数のベンチマークアプリで性能測定を行っておいた。
ベンチマークアプリでの測定結果は、状態によって数値が前後するのであくまでも参考程度にしておいてもらいたい。
使用したアプリはAnTuTu Benchmark、Linpack for Android、NenaMark1、NenaMark2、Quadrant Standard Editionの5種類である。
AnTuTu Benchmarkのトータルスコアは5094、Linpack for Androidのマルチスレッド処理のスコアは57.331~79.261、NenaMark1のスコアは56.90、NenaMark2のスコアは27.30、Quadrant Standard Editionのスコアは3025。
104SHのFingerprintは下記の通り。
SBM/SBM104SH/SBM104SH:4.0.3/E2042/00.00.00:user/release-keys
AnTuTu Benchmarkの詳細な結果。
負荷が高くなかったせいか、CPUは最大の1500MHzではなく1200MHzで動いていたようだ。
Linpack for Androidでも1500MHzではなく920MHzや1200MHzで動いている時があった。
104SHは認証の電磁的表示に対応している。
技適マークが画面上に表示される。
今回レビューした104SHの端末情報は下記の通り。
Model number:SBM104SH
Android version:4.0.3
Baseband version:00.00.00
Kernel version:3.0.8 sharp@B1725003L #1
Build number:E2042 release-keys
104SHはAndroid 4.0を搭載しているので、Android versionを連打するとNyandroidが登場する。
最初はNyandroidが一つだけ画面上に表示されるので、それを長押しすると沢山のNyandroidが表示される。
全体を通して動作はサクサクしていた。
稀に画面の遷移で遅いなと感じることがあったので、製品版までに改善してもらいたいところだ。
良い端末なので欲しいと思ったが、端末価格(一括)が高い点が少し辛いところだ。
発売日は最速で2012年2月24日になるとの説明を受けた。
遅くても2012年3月上旬までには発売したいとのことだった。
レビューした端末は製品版ではなく、最終仕様は異なる可能性もあるので注意してもらいたい。
動作等の感じ方は現在使っている端末の違いや個人の感覚によって左右されるので、実際に購入を検討している場合は実際に触ってみてから判断することを強く勧める。
追加事項あれば、当記事に追記していく予定である。
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なんという事だ、動画も写真も全然見えない/(^o^)\
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>ああああさん
良い端末ですよw
欲しくなっちゃいますね…
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申し込みました、、、!!楽しみです。
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>kumisさん
お、申し込まれたんですか!
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いま買おうかと考えているのでとても役に立ちました!
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>耕速さん
役に立てて良かったです。