中国移動のTD-LTE商用化から4周年を迎える
- 2017年12月18日
- 海外携帯電話
中国の移動体通信事業者であるChina Mobile Communications (中国移動通信:以下、CMCC)は2017年12月18日にTD-LTE方式による第4世代移動通信システム(4G)サービスの商用化から4周年を迎えた。
CMCCは2013年12月4日に中国の政府機関で電気通信分野を管轄する中国工業和信息化部(Ministry of Industry and Information Technology:MIIT)よりTD-LTE方式の免許を取得し、2013年12月18日にTD-LTE方式を正式に商用化した。
TD-LTE方式の商用化に合わせて、ブランド名をand (和)として展開している。
免許の取得前より中国各地でTD-LTE方式の試験運用を実施しており、免許の取得に先立ち2013年11月7日からは首都・北京市など一部都市でTD-LTE方式に対応したスマートフォンの販売も開始していた。
CMCCのTD-LTE方式に対応した最初のスマートフォンとしてSamsung Electronics製のSamsung GALAXY Note II (GT-N7108D)とSony Mobile Communications製のSony Xperia SP (M35t)が用意された。
なお、CMCCは各省級行政区でそれぞれ子会社を通じて移動体通信事業を展開しており、例えば北京市ではCMCCの子会社であるBeijing Mobile (北京移動)を通じて移動体通信事業を手掛ける。
CMCCの移動体通信事業は2017年10月末時点で加入件数が8億8,093万5,000件、うち4G契約が6億2,866万8,000件に達し、加入件数ベースでは世界最大の移動体通信事業者となっている。
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TD-LTE方式の商用化直後に営業庁で4Gを大々的にアピール
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TD-LTE方式の商用化直後に4G対応端末のラインナップを掲載した広告
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