NTTが5Gと連携する低遅延光アクセス技術を開発
- 2018年02月15日
- docomo-総合
Nippon Telegraph and Telephone Corporation (日本電信電話:以下、NTT)は第5世代移動通信システム(5G)と連携する低遅延光アクセス技術を開発し、実証実験にも成功したと発表した。
NTTは5G以降の移動通信システムの普及期において基地局の収容に必要な光ファイバ数の削減などに貢献できる低遅延光アクセス技術を開発し、移動通信システムと連携した光アクセスシステムの実証実験にも成功したという。
宅内のインターネット利用などで広く普及している光アクセスシステムを移動通信システムへ適用する場合、データ送信時の遅延時間が課題とされている。
NTTが新たに開発した低遅延光アクセス技術ではNTTビルなどに設置する光集約装置と基地局集約装置間の信号制御を連携させることで、遅延の低減を実現すると説明している。
また、遅延の課題を解決するだけではなく、NTTビルと基地局などを結ぶ光ファイバを集約することで、基地局の収容に必要な光ファイバ数の削減し、また基地局集約装置のポート数の削減なども実現できるという。
低遅延光アクセス技術を適用することで、基地局の効率的な収容および運用の実現が期待されている。
NTTはさらに効率的な移動通信システムの構築を支援するため、研究開発を進める方針を示した。
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