HUAWEI P20 Pro (CLT-L0J)が技適通過、NTTドコモ向けの可能性も
- 2018年03月20日
- docomo-HUAWEI
総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications:MIC)の技術基準適合証明または工事設計認証を2017年12月前半に通過した端末が公示された。
Huawei Technologies (華為技術)製のFDD-LTE/TD-LTE/W-CDMA/GSM端末「CLT-L0J」が2017年12月1日付けでCertificate Technical Support Center (認証技術支援センター)を通過したことが分かった。
工事設計認証番号は018-170433。
モバイルネットワークはFDD-LTE 2100(B1)/1800(B3)/1500(B21)/ 900(B8)/800(B19)/700(B28) MHz, TD-LTE 3500(B42) MHz, W-CDMA 2100(I)/900(VIII)/800(VI/XIX) MHzで認証を受けている。
Bluetoothや無線LANの周波数でも通過している。
無線LANは2.4GHz帯に加えて5.xGHz帯も利用可能で、規格はIEEE 802.11 a/b/g/n/acに対応すると思われる。
CLT-L0Jは未発表端末のメーカー型番である。
CLTから始まる型番はHUAWEI P20 Proに該当し、CLT-L0JはHUAWEI P20 Proのひとつとなる。
日本の認証を通過したため、HUAWEI P20 Proを日本で発売する計画と分かる。
HUAWEI P20 Proは高価格帯のスマートフォンとなるが、FDD-LTE 800(B26) MHzやTD-LTE 2500(B41) MHzでは認証を受けていない。
Huawei Technologiesは日本国内でSIMロックフリーのスマートフォンを積極的に展開しており、高価格帯のスマートフォンはFDD-LTE 800(B26) MHzやTD-LTE 2500(B41) MHzにも対応する傾向で、SIMロックフリーであればFDD-LTE 800(B26) MHzやTD-LTE 2500(B41) MHzに対応しないことは考えにくい。
なお、国際向けHUAWEI P20となるEML-L09およびEML-L29はFDD-LTE 800(B26)やTD-LTE 2500(B41) MHzに対応することが分かっている。
2017年にSIMロックフリーで発売された高価格帯のHUAWEI P10、HUAWEI P10 Plus、HUAWEI Mate 10 Proは国際向け型番をそのまま日本に投入したが、CLT-L0Jは国際向け型番ではなく日本向け独自の型番となる。
参考までにメーカー型番の末尾がL0Jの場合、CPN-L0JはSoftBank向けのMediaPad M3 Lite s (701HW)およびSoftBankとWILLCOM OKINAWA (ウィルコム沖縄)向けのMediaPad M3 Lite s (702HW)、BTV-L0JはNTT DOCOMO向けのdtab Compact d-01Jとして発表されており、いずれも日本の移動体通信事業者(MNO)向けとなった。
また、CLT-L0Jは世界的にもNTT DOCOMOのみが使用するFDD-LTE 1500(B21) MHzにも対応しており、対応周波数や型番規則の観点からNTT DOCOMO向けとなる可能性も排除できない。
認証技術支援センターの認証情報のみで断定は難しいため、ほかの認証機関の通過などを待ちたい。
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