インドネシアのNet1 Indonesia、ロンボク島の震災避難所で無料Wi-Fiを提供
- 2018年08月13日
- 海外携帯電話
インドネシアの移動体通信事業者(MNO)でブランド名をNet1として展開するSampoerna Telekomunikasi Indonesia (STI)はインドネシアのロンボク島で大規模な地震が発生し、深刻な被害と多くの被災者の発生を受けて、支援の一環で避難所における無料の無線LANサービスを提供すると発表した。
Sampoerna Telekomunikasi IndonesiaはFDD-LTE方式の450MHz帯(Band 31)を利用してLTEサービスを展開しており、SIMカードを差し込んだ据置型無線LANルータをロンボク島が属する西ヌサ・トゥンガラ州の当局に提供したという。
西ヌサ・トゥンガラ州の当局は100台の据置型無線LANルータを受け取り、複数の避難所に分散して配置し、無料で無線LANサービスを提供する。
ロンボク島では地震の影響で電気通信サービスが不通の場所も生じており、Sampoerna Telekomunikasi Indonesiaは無料の無線LANサービスによって家族などとのコミュニケーションや情報収集で活用できると説明している。
Sampoerna Telekomunikasi Indonesiaは2017年にLTEサービスを開始しており、農村部も含めてインドネシア全体でLTEサービスを展開する計画である。
インドネシア全体ではLTEサービスのエリアは決して広くないが、ロンボク島はSampoerna Telekomunikasi Indonesiaが早期にエリアの整備に着手した地域のひとつであるため、エリアの整備も進んでいる。
また、低い450MHz帯の周波数を利用するため、ほかの移動体通信事業者では電波が届かない場所も整備できている模様で、ロンボク島の被災者の通信手段として活躍することが期待される。
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