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タジキスタン政府、SIMカードの実名登録を大幅に値上げ



タジキスタン政府はSIMカードの実名登録に係る料金の値上げを決定した。

タジキスタンではSIMカードの購入時に利用者の実名登録を義務化しており、タジキスタンの移動体通信事業者(MNO)各社は実名登録が未完了であれば早期に実名登録を行うよう促している。

これまでは実名登録の料金が5タジキスタンソモニ(約59円)に設定されていたが、タジキスタンの政府機関である内務省(Ministry of Internal Affairs)およびタジキスタン政府傘下の国家安全保障委員会(State Committee for National Security)の決定に基づき、2018年9月1日より250タジキスタンソモニ(約2,950円)に値上げする。

タジキスタンのすべての移動体通信事業者は2018年9月1日より実名登録の手続きでは一律で250タジキスタンソモニを徴収することになる。

50倍の大幅な値上げとなるため、タジキスタンの一般顧客にとって負担が大きくなるとの懸念も出ている。

タジキスタン政府としては実名登録の値上げによって、値上げの実施までに早期に実名登録を完了させる狙いがあり、実名登録が未完了のSIMカードは無効化させる計画である。

なお、タジキスタンの移動体通信事業者としてはBabilon-Mobile、BeelineブランドのTacom、MegaFonブランドのTT Mobile、TcellブランドのIndigo Tajikistanが存在し、1名義あたりの実名登録を行える回線数は1社につき2回線までとなっている。

Babilon-Mobile
Tcell

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