タイのAISが2018年Q3の業績を発表
- 2018年11月11日
- 海外携帯電話
タイのAdvanced Info Service (AIS)は2018年第3四半期の業績を発表した。
2018年第3四半期の連結売上高は前年同期比9.1%増の421億1,000万タイバーツ(約1,443億円)、当期純利益は前年同期比8.9%減の68億100万タイバーツ(約233億円)となった。
前年同期比で増収減益を記録した。
また、移動体通信事業の売上高は前年同期比0.2%減の308億6,200万タイバーツ(約1,057億円)となり、連結売上高のうち73.3%を移動体通信事業が占め、売上高ベースでAdvanced Info Serviceにとって移動体通信事業が最大の事業となっている。
2018年第3四半期末の事業データも公開されている。
移動体通信サービスの加入件数はポストペイド契約が前年同期比11%増の8,014,700件、プリペイド契約が前年同期比1%減の32,632,300件、合計が前年同期比1%増の40,647,700件となった。
すべての移動体通信サービスの加入件数のうち、ポストペイド契約の比率は19.7%、プリペイド契約の比率は80.3%である。
データ通信の加入率は前年同期比3ポイント増の61%、4G端末の利用率は前年同期比15ポイント増の57%となっている。
データ通信加入回線における月間平均データ通信量はポストペイド契約が前年同期比69%増の12.7GB、プリペイド契約が前年同期比70%増の9.2GB、合計が前年同期比71%増の10.1GBとなり、データ通信の需要が急激に増大している。
第4世代移動通信システム(4G)の基地局数は前年同期比47%増の79,600局となった。
タイバーツ(THB)ベースのARPU (1回線当たり月間平均収入)はポストペイド契約が前年同期比5%減の560タイバーツ(約1,918円)、プリペイド契約が前年同期比4%減の175タイバーツ(約599円)、総合が前年同期比1%減の251タイバーツ(約860円)である。
なお、移動体通信事業は子会社のAdvanced Wireless Network (AWN)を通じて手掛けており、Advanced Wireless Networkはタイで最大手の移動体通信事業者(MNO)で、Advanced Info Serviceによる出資比率は99.99%となっている。
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