HUAWEI Mate 30 Pro 5GはFDD NRに対応した世界初のスマホに
- 2019年09月20日
- Android関連
中国のHuawei Technologies (華為技術)が発表したスマートフォン「HUAWEI Mate 30 Pro 5G」は世界で初めてFDDのNR方式に対応したスマートフォンとなることが分かった。
NR方式は第5世代移動通信システム(5G)の通信方式として標準化団体の3GPP (3rd Generation Partnership Project)が5Gの要求条件を満たすために規定した通信方式である。
周波数はNR BandとしてFDDおよびTDDで定義されている。
これまで、複数のメーカーおよびブランドがNR方式に対応したスマートフォンなど各種端末を製品化したが、いずれもTDDのNR方式のみに対応してきた。
しかし、HUAWEI Mate 30 Pro 5Gでは初めてFDDのNR方式にも対応しており、世界で初めてFDDのNR方式に対応する端末となった。
HUAWEI Mate 30 Pro 5GをベースとしてドイツのPorsche Design GroupとコラボレーションしたPORSCHE DESIGN HUAWEI Mate 30 RSも同様に世界で初めてFDDのNR方式に対応することになる。
国際向けのHUAWEI Mate 30 Pro 5GおよびPORSCHE DESIGN HUAWEI Mate 30 RSが対応するNR BandはFDDのNR方式が2.1GHz帯(n1)、1.8GHz帯(n3)、700MHz帯(n28)、TDDのNR方式が4.5GHz帯(n79)、3.7GHz帯(n77)、3.5GHz帯(n78)、2.6GHz帯(n38)、2.5GHz帯(n41)である。
対応するNR Bandのうちn1、n3、n28、n38、n41はLTE Bandで定義された周波数範囲をNR Bandとしても定義されたLTEリファーミングバンドとなる。
なお、2019年9月20日までに世界で30以上の移動体通信事業者(MNO)がNR方式を商用化したが、FDDのNR方式を導入した移動体通信事業者はない。
スポンサーリンク
コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。