マレーシアのMaxisが2019年Q3の業績を発表
- 2019年11月16日
- 海外携帯電話
マレーシアの移動体通信事業者(MNO)であるMaxisは2019年第3四半期の業績を発表した。
2019年第3四半期の連結売上高は前年同期比0.9%増の22億8,500万マレーシアリンギット(約595億円)、EBITDAは前年同期比7.8%減の9億4,500万マレーシアリンギット(約247億円)、EBITDAマージンは前年同期比1.9ポイント減の48.7%、当期純利益は前年同期比30.2%減の3億5,800万マレーシアリンギット(約93億円)となった。
また、移動体通信事業の売上高は前年同期比5.5%減の17億7,300万マレーシアリンギット(約463億円)となり、連結売上高のうち移動体通信事業が77.6%を占めた。
Maxisにとって移動体通信事業が最大の事業と分かる。
2019年第3四半期末時点の事業データも公開されている。
移動体通信サービスの加入件数はM2Mを含めた音声通話付きのポストペイド契約が358万1,000件、音声通話付きのプリペイド契約が746万1,000件、データ通信専用契約が11万1,000件である。
合計は1,115万3,000件となった。
なお、データ通信専用契約にはUSBモデムやタブレット向けプランのように音声通話を利用できないプランが含まれる。
データ通信の加入件数は850万件に達した。
移動体通信サービスの加入件数のうち、データ通信の加入率は76.2%となった。
データ通信に加入する回線のうち、月間平均データ通信量はポストペイド契約が15.06GB、プリペイド契約が15.21GB、ポストペイド契約とプリペイド契約の総合が15.16GBとなっている。
データ通信量は契約形態の間で大きな差はなく、全体的に増加傾向が続いている。
なお、MaxisはマレーシアのBinariang GSMの子会社である。
Binariang GSMによる持分比率は間接的に62.37%で、Binariang GSMはMaxis CommunicationsおよびMGSM Managementを通じて完全所有するBGSM Equity Holdingsを通じてMaxisを所有する。
また、Binariang GSMにはサウジアラビアのSaudi Telecom Company (STC)が間接的に出資し、STC Asia Telecom Holdingを通じて完全所有するSTC Malaysia Holdingによる持分比率が25%となる。
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