ブルネイ・ダルサラームのProgresif Cellularが近く4G LTEを導入へ
- 2020年01月14日
- 海外携帯電話
ブルネイ・ダルサラームの仮想移動体通信事業者(MVNO)であるProgresif Cellularは近くLTEサービスの提供を開始すると発表した。
Progresif Cellularは2014年7月1日にB-Mobile Communicationsを買収して同日よりW-CDMA方式で移動体通信事業を展開してきたが、ようやくLTEサービスも導入する。
2019年11月末から2019年12月初め頃よりLTEサービスの試験を開始し、2019年12月中旬にはすべての従業員がLTEサービスを試せる状態としており、近いうちに顧客もLTEサービスを利用できるようになるという。
ただ、具体的なLTEサービスの提供を開始する時期は公表していない。
内部の試験では通信速度は平均的に25~30Mbpsを記録し、最大で80Mbps以上にも達したと案内している。
ブルネイでは電気通信分野の再編が行われ、2019年9月1日よりUnified National Networks (UNN)がProgresif Cellular、Datastream Technology (DST)、Telekom Brunei (TelBru)、Brunei International Gateway (BIG)の電気通信設備を承継した。
移動体通信事業者であったProgresif CellularやDatastream TechnologyはUnified National Networksから卸携帯通信サービスを受けて再販する仮想移動体通信事業者となり、小売事業に専念することになる。
Datastream Technologyは移動体通信事業者の時代にLTEサービスを導入しており、そのLTE方式の通信設備もUnified National Networksが承継して公平な条件で卸携帯通信サービスを提供するため、Progresif CellularとしてはLTEサービスの導入が容易となった。
Unified National Networks、Progresif Cellular、Datastream Technologyなどはいずれもブルネイ・ダルサラーム政府が所有するDarussalam Assets (DA)の傘下であり、重複投資の回避など設備投資の効率化に向けてブルネイ・ダルサラーム政府が主導して再編を実施した。
Progresif Cellularは2014年後半の時点では携帯通信サービスの加入件数は約2万件にとどまったが、2019年半ばまでに約20万件まで増加したという。
LTEサービスの導入の予告と同時に料金プランを改定することも示唆している。
スポンサーリンク
コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。