LGが2019年Q4の業績を発表、スマホ事業は19四半期連続で赤字
- 2020年01月30日
- 海外携帯電話
韓国のLG Electronicsは2019年第4四半期および2019年通期の業績を発表した。
2019年第4四半期の連結売上高は前年同期比1.8%増の16兆612億韓国ウォン(約1兆4,725億円)、当期純損失は前年同期比953.0%増の8,498億韓国ウォン(約779億円)となり、赤字幅が拡大したことになる。
また、2019年通期の連結売上高は前年比1.6%増の62兆3,062億韓国ウォン(約5兆7,123億円)、当期純利益は前年比87.8%減の1,799億韓国ウォン(約165億円)となった。
LG Electronicsの関連会社で韓国のLG Displayの業績不振などの影響を受けて業績が悪化した。
事業本部別の業績も公表されており、スマートフォン事業を担当するMC (Mobile Communications)事業本部の業績が判明している。
MC事業本部の2019年第4四半期の売上高は前年同期比21.2%減の1兆3,208億韓国ウォン(約1,210億円)、営業損失が前年同期比106.1%増の3,322億韓国ウォン(約304億円)となった。
これにより、LG ElectronicsのMC事業本部は19四半期連続で赤字を記録したことになる。
グローバルでスマートフォンの販売が低迷したうえに、マーケティング費用が拡大したため、赤字幅が拡大したと説明している。
LG Electronicsは製造の効率化やコスト削減などを通じた事業構造改善を継続する方針である。
製造の効率化は製造拠点の移転を含み、韓国の製造拠点はベトナムに移した。
2020年の展望も言及しており、高価格帯のプレミアムなスマートフォンから中低価格帯の普及型のスマートフォンまで第5世代移動通信システム(5G)に対応した製品を揃える方針という。
5Gや新たなフォームファクタの登場などでプレミアムなスマートフォンの需要はやや増大すると見込んでいるが、普及型のスマートフォンは価格競争が激化すると見込んでいる。
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