イスラエルのHot、Partnerの買収を打診
- 2020年01月31日
- 海外携帯電話
イスラエルのHot Telecommunication Systemsは同国の移動体通信事業者(MNO)であるPartner Communicationsの買収を打診したことが分かった。
これまでに一部の報道機関がHot Telecommunication SystemsによるPartner Communicationsの買収の可能性に関して伝えていたが、Hot Telecommunication Systemsの親会社でオランダのAltice Europeが公式声明を発表した。
Altice Europeによると同社の完全子会社であるHot Telecommunication SystemsがPartner Communicationsの株式の100%を取得することを打診したという。
最終決定は下されておらず、条件なども決定していないが、必要に応じて改めて通知すると案内している。
Hot Telecommunication Systemsは電気通信事業を主要事業とする企業で、Partner Communicationsとは同業である。
移動体通信事業は子会社のHot Mobileを通じて手掛ける。
Hot Telecommunication SystemsがPartner Communicationsを買収すれば、Hot MobileとPartner Communicationsの移動体通信事業を統合する可能性もある。
イスラエルでは2012年の規則改定を受けて移動体通信事業者の新規参入が相次ぎ、6社がひしめき合う状況となっている。
ただ、市場規模が決して大きくないうえに価格競争が激化し、移動体通信事業者各社の業績は悪化している。
これまでにも移動体通信事業者の統合の計画が浮上しており、統廃合が進む可能性もある。
なお、Altice Europeはイスラエルのほかにフランス、ポルトガル、ドミニカ共和国でも移動体通信事業を手掛ける。
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