ベトナムVinSmartは2019年に60万台を販売、2020年は5Gスマホ投入へ
- 2020年02月09日
- Android関連
ベトナムのVingroupは2019年通期の業績を発表した。
業績の発表に伴い、Vingroupの子会社で携帯端末事業などを手掛けるベトナムのVinSmart research and manufactureの事業成果や展望も明らかにされている。
Vingroupの2019年通期の連結売上高は前年比31.4%増の130兆7,900億ベトナムドン(約6,110億3,526万円)、純利益は前年比20.0%増の7兆7,020億ベトナムドン(約359億8,282万円)となった。
VinSmart research and manufactureはVsmartのブランド名でスマートフォンをはじめとする携帯端末などを展開しており、2019年通期のスマートフォンの販売台数は60万台に達した。
ベトナム国内での占有率は2019年12月に7.5%を記録したという。
2019年には低価格帯から中価格帯の範囲で6機種のスマートフォンを発売し、2018年12月に発売した4機種も含めてラインナップを拡充している。
2020年の展望にも言及しており、第5世代移動通信システム(5G)に対応したスマートフォンも発売する計画である。
また、2020年も2019年と同様にベトナムを中心にスマートフォンやスマートテレビなどのスマートホーム製品を展開するが、一方で輸出の機会の模索も続けるという。
国際展開はスペイン、ミャンマー(ビルマ)、ロシアの3ヶ国であるが、2020年はタイやウクライナにも参入する可能性がある。
2019年の大きな動きとして、2019年第3四半期中に本社をベトナムのハイフォン市から首都・ハノイ市に移転したことが挙げられる。
VinSmart research and manufactureはハイフォン市に工場を保有しており、設立当初よりハイフォン市の工場の敷地内に本社を設置していた。
しかし、2019年には新たにハノイ市で工場も併設した研究開発拠点を開設し、それに伴い本社をハノイ市の研究開発拠点に移転した。
なお、VingroupのVinSmart research and manufactureに対する議決権持分および経済的持分はいずれも62.03%となっている。
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