Android 11 Developer Previewを公開、5Gやフォルダブルにも最適化
- 2020年02月20日
- Android関連
米国のGoogleはAndroid 11 Developer Previewを公開した。
Android 11 Developer PreviewはAndroidの次期バージョンとなるAndroid 11の開発者向けプレビュー版である。
まずは開発者向けプレビュー版の最初のバージョンとなるDeveloper Preview 1が公開されている。
システムイメージを公開しており、対象のスマートフォンを所有していればダウンロードしてインストールできる。
これまで、正式版の公開までアルファベット順でバージョンが付与されていたが、Android 11からはアルファベット順ではなく正式版と同じナンバリングとなった。
主な更新内容としては高速で低遅延な通信を実現する第5世代移動通信システム(5G)に関する機能の強化、折り畳めるフォルダブルディスプレイ、パンチホール型の切り欠きを搭載したディスプレイ、側面までディスプレイを延ばしたウォーターフォール型の形状を有するディスプレイなど新たなタイプのディスプレイへの最適化などが加えられている。
5Gに関する機能の強化ではAPIの拡張により従来の無線LANで利用できる高解像度な動画やゲームの読み込みをモバイルネットワークにも拡大し、5G向けに設計された新たな体験を提供できるようになる。
なお、5Gは2019年第2四半期より各地で商用化が行われ、2020年には日本を含めてさらに多くの国と地域で商用化が本格化する見込み。
ほかに通話スクリーニングの強化、機械学習の強化、プライバシーとセキュリティの強化、カメラの改善なども含まれる。
プライバシーに関してはワンタイム許可を実装しており、ワンタイム許可を通じて利用者が当該のアプリケーションを離れるまで1度のみ位置情報に加えてマイクやカメラなどプライバシーに関連する機能へのアクセスを許可し、次に利用する場合は再度の許可が必要となる。
また、正式版を提供するまでのスケジュールが公表されている。
2020年2月に開発者のフィードバックに焦点を当てたDeveloper Preview 1、2020年3月に追加機能などの変更を伴うDeveloper Preview 2、2020年4月に安定化とパフォーマンスの向上を図るDeveloper Preview 3を公開する計画という。
さらに、2020年5月には最初のベータ版となるBeta 1、2020年6月にプラットフォームの安定化を図るBeta 2、2020年第3四半期に正式版候補のBeta 3を公開し、2020年第3四半期に正式版を公開するスケジュールを示している。
正式版は2020年7月から2020年9月の間に公開されることになる。
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