フィンランドのElisaが2023年に3Gを終了、2Gより先に
- 2020年03月15日
- 海外携帯電話
フィンランドの移動体通信事業者(MNO)であるElisa Corporationは第3世代移動通信システム(3G)を2023年に終了すると発表した。
Elisa Corporationは3GのW-CDMA方式に準拠した3Gサービスを提供しているが、2023年末をもって3Gサービスの提供を終了するという。
W-CDMA方式で使用する周波数は第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式に転用し、LTE方式に準拠した4Gサービスを強化する計画を示している。
Elisa Corporationは2004年11月に3Gサービスの提供を開始したため、3Gサービスの商用化から19年弱で提供を終了することになる。
3Gサービスの終了後も第2世代移動通信システム(2G)のGSM方式に準拠した2Gサービスは継続するため、W-CDMA/GSM方式のみに対応した端末では2024年1月以降は2Gサービスのみ利用できる。
2GサービスはElisa Corporationが買収および統合したフィンランドのRadiolinjaの時代から1991年7月より提供しており、2024年1月以降も提供する計画であるため、33年以上にもわたり2Gサービスを継続して提供することになる見込み。
なお、GSM方式は世界のほとんどの国と地域で導入されたが、世界で初めてGSM方式を商用化した移動体通信事業者がRadiolinjaである。
Elisa Corporationはフィンランドの移動体通信事業者としては初めて第5世代移動通信システム(5G)のNR方式に準拠した5Gサービスも商用化しており、2020年7月より5Gサービスの提供を開始した。
Elisa Corporationとしては4Gネットワークおよび5Gネットワークの開発および拡張に集中する方針を強調している。
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