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ラオスのLao Telecomが5Gサービスを商用化、ラオス初の5Gに



ラオスの移動体通信事業者(MNO)でLao Telecomとして展開するLao Telecommunications Company (LTC)は第5世代移動通信システム(5G)を商用化した。

2020年8月31日より5Gの要求条件を満たすために規定されたNR方式に準拠した5Gサービスの提供を開始している。

中国のHuawei Technologies (華為技術)製のスマートフォンが公式に対応しており、ラオスではHUAWEI Mate 30 Pro 5G、HUAWEI P40、HUAWEI P40 Pro、HUAWEI nova 7 SE 5Gを正規に販売する。

Lao Telecommunications Companyが提供するM-PhoneまたはNet Simでデータ通信のパッケージを購入すると5Gサービスを利用できる。

データ通信のパッケージはデータ通信容量が250MBから60GB、有効期間が3日から30日の範囲で選択肢を用意している。

データ通信容量と有効期間は特定の組み合わせの中から選択が可能で、任意に組み合わせることはできない。

料金が10,000ラオスキープ(約120円)以上のデータ通信のパッケージを購入すると、1回線当たり1度に限り有効期間が1日で5GBのデータ通信容量を付与する特典の適用が可能である。

周波数はサブ6GHz帯を使用していることが分かっている。

通信設備はHuawei Technologiesより調達している。

これまでに、ラオスで5Gサービスを商用化した移動体通信事業者はないため、Lao Telecommunications Companyはラオスの移動体通信事業者としては最初に5Gサービスを商用化したことになる。

国際連合開発計画(United Nations Development Programme:UNDP)が認定した後発開発途上国の移動体通信事業者としては、マダガスカルの移動体通信事業者であるTelecom Malagasy (Telma)に次いで2番目に5Gサービスを商用化したが、Telecom Malagasyは免許の問題で5Gサービスを停止したため、2020年8月31日時点では後発開発途上国の移動体通信事業者としてはLao Telecommunications Companyが唯一の5Gサービスを提供する移動体通信事業者となっている。

なお、Lao Telecommunications Companyはラオスの移動体通信事業者でBeelineとして展開していたVimpelCom Laoの買収を2018年第1四半期に完了しており、VimpelCom Laoの社名をTPLUS Digitalに変更したほか、ネットワークはLao Telecommunications Companyに統合した。

Lao Telecom

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