聯発科技、MediaTek Helio G95を発表
- 2020年09月06日
- その他モバイル端末
台湾のMediaTek (聯発科技)は携帯端末向けチップセット「MediaTek Helio G95」を発表した。
ゲーミング用途に特化してMediaTek HyperEngine Game Technologyを搭載したMediaTek Helio Gシリーズのチップセットである。
プロセスルールは12nm FinFETプロセスを採用している。
CPUは64bit対応でオクタコアとなり、デュアルコアのArm Cortex-A76とヘキサコアのArm Cortex-A55で構成される。
CPUの動作周波数はArm Cortex-A76が最大2.05GHz、Arm Cortex-A55が最大2.0GHzとなる。
GPUはArm Mali-G76 3EEMC4を搭載しており、動作周波数は最大900MHzとなっている。
CPUおよびCPUの動作周波数やGPUはMediaTek Helio G90Tと共通であるが、GPUの動作周波数がMediaTek Helio G90Tの最大800MHzから強化されている。
ディスプレイはリフレッシュレートが最大90Hzで、解像度が最大でFHD+(2520*1080)まで対応できる。
カメラの画素数はシングルカメラでは最大で約6400万画素となり、デュアルカメラでは約2400万画素と約1600万画素となる。
Bluetooth 5.0および無線LAN IEEE 802.11a/b/g/n/ac (2.4GHz/5GHz)の利用を可能である。
通信モデムが統合されており、通信方式はLTE/W-CDMA/TD-SCDMA/CDMA2000/GSM方式に対応している。
第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式はLTE DL Category 12およびLTE UL Category 13に対応し、下りはキャリアアグリゲーション(CA)を高度化した3コンポーネント・キャリア・キャリアアグリゲーション(3CC CA)、256QAM、4×4 MIMO、上りはアップリンク・キャリアアグリゲーション(ULCA)および64QAMの利用が可能で、通信速度は下り最大600Mbps/上り最大150Mbpsに達する。
LTEネットワーク上で音声通話を実現するVoLTE (Voice over LTE)、デュアルSIMデュアルVoLTE (DSDV)、eMBMS、High Power User Equipment (HPUE)、600MHz帯のBand 71も利用できる。
スマートフォンをはじめとする中価格帯の携帯端末で採用される見込みで、MediaTek Helio G95を搭載した商用の携帯端末は2020年9月より順次発売する予定である。
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