京セラ製の5GスマホKyocera E7110がベンチマークに登場
- 2021年01月03日
- Android関連
KYOCERA Corporation (京セラ)が開発中のスマートフォン「Kyocera E7110」がベンチマークの測定結果に登場した。
Kyocera E7110がGeekbench 5の測定結果に登場しており、仕様の一部が判明している。
OSにはAndroid 10を採用する。
チップセットは米国のQualcomm Technologies製で、CPUはオクタコアとなる。
システムメモリの容量は5.37GBと表示されており、仕様としては6GBとなる見込み。
ベンチマークの結果はシングルコアスコアが619、マルチコアスコアが1831となっている。
Kyocera E7110は未発表端末の型番である。
すでに米国の政府機関である連邦通信委員会(Federal Communications Commission:以下、FCC)の認証を通過しており、第5世代移動通信システム(5G)のNR方式に対応したスマートフォンとなることが判明している。
FCCの認証においてモバイルネットワークはNR (FR1, FDD) 1900(n2)/1700(n66)/850(n5) MHz, NR (FR2, TDD) 39000(n260)/28000(n261) MHz, LTE (FDD) 2600(B7)/1900(B2)/ 1700(B4/B66)/ 850(B5)/700(B12/B13) MHz, LTE (TDD) 3600(B48) MHz, W-CDMA 1900(II)/850(V) MHz, GSM 1900/850 MHzで認証を受けている。
FR2で定義されているn260およびn261に対応しているため、ミリ波(mmWave)の5Gに対応することが分かる。
FCCでは米国で利用できる周波数に限定して認証を取得しており、FCCで認証を受けた周波数から米国の移動体通信事業者(MNO)であるCellco Partnershipが提供するVerizon Wireless向けと推測できる。
システムメモリの容量が6GBでVerizon Wireless向けと予想できることから、ミッドレンジで高耐久性能を備えた5Gのスマートフォンとなる可能性が高い。
Qualcomm Technologiesが開発したチップセットを搭載することは確定しているが、ミッドレンジのラインナップではQualcomm Snapdragon 690 5G Mobile Platformはミリ波の5Gに対応できないため、Qualcomm Snapdragon 7 Seriesで展開する5Gに対応したチップセットを搭載すると思われる。
これまでに、KYOCERA Corporationは日本を含めて5Gに対応したスマートフォンを製品化しておらず、Kyocera E7110がKYOCERA Corporationにとって最初の5Gに対応したスマートフォンとなる見込みである。
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