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日本版のiPhone 13シリーズ、5GはiPhone 12シリーズから3バンド追加



米国(アメリカ)のAppleはスマートフォン「iPhone 13 Pro」、「iPhone 13 Pro Max」、「iPhone 13」、「iPhone 13 mini」を公開した。

それぞれ複数の型番を用意しており、日本で販売する型番はiPhone 13 ProがA2636、iPhone 13 Pro MaxがA2641、iPhone 13がA2631、iPhone 13 miniがA2626となる。

A2636、A2641、A2631、A2626は第5世代移動通信システム(5G)の無線方式であるNR方式に対応している。

いずれも対応するNR Bandは共通で、サブ6GHz帯の周波数で定義されたFR1ではFDDのn1/n2/n3/n5/ n7/n8/n12/ n20/n25/n28/ n30/n66/n71、SDLのn29、TDDのn38/n40/n41/n48/ n77/n78/n79を利用できる。

ミリ波(mmWave)の周波数で定義されたFR2のNR Bandには非対応で、日本の移動体通信事業者(MNO)が導入したn257に対応した型番は存在しない。

日本向け型番を基準として先代機種のiPhone 12シリーズの4機種からはn29、n30、n48を追加したことが分かる。

n29、n30、n48はいずれも第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式で定義したLTE Bandと同一のBand Numberおよび周波数範囲でNR Bandとして定義したLTE-refarming Bandである。

2021年9月17日時点でn29、n30、n48を導入した移動体通信事業者は存在しないが、LTE方式でB29、B30、B48を導入した移動体通信事業者は存在し、将来的にそれぞれn29、n30、n48を導入する見込み。

下り専用のB29は米国のAT&T Mobility、カナダのBell MobilityおよびTELUS Communications、WCSのB30はAT&T Mobilityおよび米自治領プエルトリコのLiberty Mobile Puerto Rico、市民ブロードバンド無線システム(CBRS)のB48はAT&T MobilityおよびVerizon Wirelessとして事業を行う米国のCellco Partnershipが導入および運用している。

カナダおよび米領で導入する見込みの周波数が追加されたことになる。

日本国内で利用できる周波数はiPhone 12シリーズの4機種と変わらないが、新たにNR方式で下りのキャリアアグリゲーション(CA)に対応した。

NTT DOCOMOが導入したn78とn79のCAに対応することが確定しており、NTT DOCOMOの5Gでは通信速度がiPhone 12シリーズの下り最大3.4Gbpsから下り最大4.2Gbpsとなる。

日本の移動体通信事業者が提供する5GとしてはiPhone 12シリーズの4機種では下り最大3.4Gbpsが最速で、iPhone 13シリーズの4機種では下り最大4.2Gbpsが最速となる見込みであるため、理論値を基準としてiPhone 13シリーズでは5Gで約23.5%の高速化を実現することになった。

表記の通信速度は技術規格上の理論値で、実際の通信速度は通信環境に応じて変動する。

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