AT&TとRogersの3Gバンド対応のNexus Oneが発売開始!!
- 2010年03月22日
- Android関連
Googleが2010/03/16付けでAndroid搭載スマートフォン「Google Phone Nexus One」のAT&TとRogersの3Gバンドに対応したモデルを発売開始することを発表した。
Nexus Oneの公式ホームページを開くと、左下に2010/03/16付けでプレスリリースが公示されていることが分かる。
AT&TとRogersの3GネットワークはW-CDMA 1900/850 MHzを採用している。
公式HPのスペック表にも新たにAT&TとRogersの3Gネットワークが加えられている。
AT&TとRogersの3Gネットワークに対応したNexus Oneはメーカー型番がPB99110の端末に該当する。
PB99110はFCCやWi-Fi認証を通過しており、その時点でAT&TとRogersの3Gネットワークに対応したNexus Oneが出ると分かっていた人も多いだろう。
以下、この記事ではAT&T/Rogers 3Gバンド対応版Nexus OneはPB99110、T-Mobile 3Gバンド対応版Nexus OneはPB99100と表記する。
PB99110は対応している3Gネットワーク以外はPB99100と同じスペックとなっている。
Androidの最新バージョンAndroid2.1を搭載している。
チップセットはQualcomm社製のQualcomm QSD 8250 Snapdragonである。
CPUはScorpionで動作周波数は1024MHzである。
ディスプレイにはLCD(液晶)ではなくAMOLED(アクティブマトリックス式有機EL)を採用している。
ディスプレイのサイズは3.7インチで解像度はWVGA(480*800)となっている。
カメラは約500万画素のCMOSカメラを搭載している。
基本的にタッチパネルでの操作が可能だが、より快適に操作が出来るトラックボールも搭載する。
PB99110の端末価格はPB99100と同じく529.00USD(約47920JPY※1)となっている。
※1:アメリカドル(USD)から日本円(JPY)への通貨変換は2010/03/17,03:00(日本時間)現在の為替レートを元に変換している。
PB99100はT-Mobileの契約プラン付きでの販売もあるが、PB99110はAT&TもしくはRogersの契約プラン付きでの販売はない。
オプションは共通となっている。
PB99110はPB99100と同様にSIMフリー端末となっているので、NTTdocomoやSoftBankのUSIMカードを挿入して使うことも可能である。
W-CDMA 850 MHzはW-CDMA 800 MHzを内包しているため、W-CDMA 850 MHzに対応しているPB99110はW-CDMA 800 MHzの周波数を使用している地域でも使える可能性がある。
W-CDMA 800 MHzはFOMAプラスエリアの周波数であり、FOMAプラスエリアで使えるとなると広い範囲で利用できるだろう。
W-CDMA 850 MHzに対応している端末は必ずしもFOMAプラスエリアで使えるとは限らないので、人柱と呼ばれている方々は試されてみてはどうかと思うw
PB99100やPB99110以外にPB99300の存在が確認されている。
PB99300はCDMA 2000に対応した端末でVerizon Wiressのネットワーク向けに販売されることになるだろう。
Nexus Oneの購入ページではVerizon WiressとVodafone UKのネットワークに対応したモデルが近日リリースされることが明かされている。
AT&T/Rogers 3Gバンド対応版Nexus Oneのスペックは下記の通り。
形状:ストレート
サイズ(長さ×幅×厚さ):約119.0×59.8×11.7(mm)
質量:約130(g)
OS:Android2.1[Eclair](updatable)
チップセット:Qualcomm QSD8250 Snapdragon
CPU:Scorpion
CPU動作周波数:1024MHz
3G通信方式:W-CDMA 2100/1900/850 MHz
2G通信方式:GSM 1900/1800/900/850 MHz
3Gパケット通信:HSPA(HSDPA7.2Mbps,HSUPA2.0Mbps)
2Gパケット通信:EDGE,GPRS
メインディスプレイ方式:アクティブマトリックス式有機ELディスプレイ(AMOLED)
メインディスプレイサイズ:約3.7インチ
メインディスプレイ解像度:WVGA(480*800)
メインディスプレイコントラスト比:100000:1
タッチパネル:静電容量式
サブディスプレイ:非搭載
メインカメラ画素数:約500万画素
メインカメラ方式:CMOS
メインカメラ機能:AF,タッチフォーカス
フォトライト:LED
動画撮影:720*480,20fps
サブカメラ:非搭載
ROM:512MB
RAM:512MB
外部メモリー:microSD最大2GB/microSDHC最大16GB
Bluetooth:2.1+EDR(HFP,HSP,A2DP.AVRCP,GAP,SPP,OPP,PBAP)
USB通信:対応
無線LAN:Wi-Fi IEEE 802.11b/g(最大54.0Mbps)
GPS:A-GPS
電池パック:リチウムイオン電池(取り外し可)
電池パック容量:1400mAh
カラーバリエーション:Black
販売:Google Inc.
製造:HTC Corp.
・Google(プレスリリース)
http://googlenexusoneboard.blogspot.com/2010/03/nexus-one-now-compatible-with-at-3g.html
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気になり過ぎて困ります(笑
ところでCDMA版ですが、筋の方とお話させて頂いたところ、どうも国内CDMAに対応できる様子です。チップセットメーカに問い合わせしたということです。
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>vspec3/モト・ローラさん
やっと出ましたね~。
まぁ、HTCはE30HTで国内のCDMA事業に参入した実績はあるのでKDDIの周波数に対応したNexus Oneを出すことは可能です。
まぁ、どうなるんでしょうね~。
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ベラリゾン対応のCDMA2000版が出るという事は…
発表にあったauから出るスマートフォンの1機種と考えて良いのですかね?そうであって欲しいです。凄く期待ですw
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>蒼井 蒼さん
Verizon Wiress(以下VW)とKDDIは同じCDMA2000という方式を採用していますが、VWはデュアルバンドCDMAでSIMカードを採用しておりません。
KDDIはトライバンドCDMAでSIMカード(ICカード)を採用しております。
また、KDDIは海外のCDMA2000とは周波数が上りと下りが逆になっているので、VW向けの端末はKDDIのネットワークで使用することは不可能です。
なので、VW向けが出るからといってKDDI向けにも出るというのは短絡的ではないかと思います。
ただ、HTCはE30HTでKDDIに参入実績があるので技術的には充分可能ですし、可能性はないことはありません。
KDDIが開発を表明しているAndroid端末は国内メーカー製とのことなので、その端末に関してはSHARP製の端末であることが濃厚かと思います。