Nothing Phone (1)のA063が技適を再通過、不備を解消
- 2022年08月09日
- Android関連
総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications:MIC)は技術基準適合証明や工事設計認証などを通過した機器の情報を更新した。
英国(イギリス)のNOTHING TECHNOLOGY製のNR/LTE/W-CDMA/GSM端末「A063」が2022年7月15日付けでドイツのCTC advancedを通じて電波法に基づく工事設計認証を取得したことが分かった。
工事設計認証番号は202-MDK032である。
携帯通信網はNR (FR1, FDD) n1/n3/n28, NR (FR1, TDD) n41/n77/n78, LTE (FDD) B1/B3/B8/B18/ B19/B26/B28, LTE (TDD) B41, W-CDMA I/VI/VIII/XIXで認証を受けている。
Bluetoothおよび無線LANの周波数でも通過している。
無線LANの周波数は2.4GHz帯と5GHz帯に対応し、規格はIEEE 802.11a/b/g/n/ac/axを利用できる。
A063はNothing Phone (1)の型番である。
Nothing Phone (1)はNOTHING TECHNOLOGYとしては最初のスマートフォンとなる。
日本では2022年8月2日に限定して先行販売を実施しており、2022年8月19日に一般販売を開始する。
A063は2022年6月22日にも工事設計認証を通過したため、工事設計認証は2度目の通過となるが、工事設計認証番号は1度目と2度目の認証で変更はない。
1度目の認証では一部の周波数で正しくない特定無線設備の種別で通過したが、2度目の認証では正しい特定無線設備の種別で通過したほか、1度目の認証も情報を修正したため、不備は解消した状況となっている。
不備の解消は先行販売の実施後に確認できたが、認証の通過日を考慮すると先行販売の実施前に対応を完了したと考えられるため、日本における販売に問題はない。
工事設計認証は通過から総務省の電波利用ホームページに情報を掲載するまで一定の期間を要する場合が多いことに留意しておきたい。
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