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中国聯通が900MHz帯で5Gを導入へ



中国の移動体通信事業者(MNO)でChina Unicom (中国聯通)として携帯通信事業を行うChina United Network Communications (中国聯合網絡通信)は900MHz帯の周波数で第5世代移動通信システム(5G)を導入することが分かった。

中国の政府機関で電気通信分野の規制を司る工業和信息化部(Ministry of Industry and Information Technology:MIIT)は中国のChina United Network Communications Group (中国聯合網絡通信集団)に対して900MHz帯で5Gを導入することを許可した。

900MHz帯で5Gを導入することに関して、China United Network Communicationsは親会社のChina United Network Communications Groupが工業和信息化部より許可の通知を受けたと発表している。

対象の周波数は904~915MHzおよび949~960MHzとなっている。

なお、周波数は親会社のChina United Network Communications Groupが割当を受けており、子会社のChina United Network Communicationsが事業会社として親会社が割当を受けた周波数を使用して携帯通信事業を行う。

これまでに、China United Network Communicationsは900MHz帯で第2世代移動通信システム(2G)のGSM方式、第3世代移動通信システム(3G)のW-CDMA方式、第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式を導入した実績がある。

すでにGSM方式は広範に停波しているため、基本的にはW-CDMA方式もしくはLTE方式を運用する。

地域によって運用する無線方式は異なるが、新たに5GのNR方式も順次導入することになった。

NR BandはFR1のn8となる。

カバレッジの確保に有利な900MHz帯でNR方式を導入することで、山間部や屋内などを含めて広範な5Gのエリアの構築を図る。

China United Network Communicationsがn8を導入することは想定できていたため、中国では多くの携帯端末メーカーがn8に対応したスマートフォンを販売している。

一部のスマートフォンはソフトウェアのアップデートを実施してn8に対応する予定である。

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