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サムスン電子がプライベート5Gを導入へ、日本のローカル5Gに相当



韓国の政府機関で電気通信分野などの規制を司る科学技術情報通信部(Ministry of Science and ICT:MSIT)は韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)に対してEUM 5G向け周波数の利用に係る許可を発給したと発表した。

韓国ではプライベート5Gを5G特化網として制度化しており、5G特化網の愛称がEUM 5Gとなる。

5G特化網は日本のローカル5Gと近い制度で、科学技術情報通信部は5G特化網の普及に向けて一般にEUM 5Gと呼称している。

5G特化網向けの周波数としては4.7GHz帯および28GHz帯を割当しており、Samsung Electronicsに対しては両方の周波数で5G特化網を整備することを許可した。

Samsung Electronicsは韓国の京畿道の道庁所在地・水原市に所在する水原事業所で5G特化網を整備する計画である。

水原事業所はSamsung Electronicsの本社が所在する事業所であるため、Samsung Electronicsの本社で5G特化網を整備することになる。

5G特化網では第5世代移動通信システム(5G)の無線方式としてNR方式を導入できる。

NR Bandは4.7GHz帯がFR1のn79で、28GHz帯がFR2-1のn257となる。

ノンスタンドアローン(NSA)構成でアンカーバンドとして機能する第4世代移動通信システム(4G)の無線方式であるLTE方式は運用できないため、無線アクセスネットワーク(RAN)構成はスタンドアローン(SA)構成で確定している。

これまでに、SA構成でn257を優先の搬送波として利用できる端末は製品化されていないため、n79を優先の搬送波としてNRデュアルコネクティビティ(NR-DC)を適用してn257と同時通信することになる見込みである。

Samsung Electronicsは基地局を構成する無線装置の開発および製造も行う。

そのため、5G特化網では自社で開発および製造した無線装置を利用すると思われる。

無線装置は基本的に韓国もしくはベトナムに所在する工場で製造している。

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