ベトナム公安省傘下のMobiFone、楽天シンフォニーとOpen RANで協業
- 2025年06月06日
- Rakuten-総合, 海外携帯電話

ベトナムの移動体通信事業者(MNO)であるMobiFone CorporationはRakuten Symphony (楽天シンフォニー)とベトナムでOpen RANの技術による第5世代移動通信システム(5G)を試験する計画であることが分かった。
MobiFone CorporationとRakuten Symphonyはベトナムの首都・ハノイ市で調印式を開催してOpen RANの技術による5Gを試験するための契約に署名している。
MobiFone CorporationとしてはRakuten Symphonyと署名した契約を重要な進展と位置付けている。
技術の習得や投資および運用費の最適化に向けた広範な国際協力を通じて通信インフラストラクチャの近代化を進める決意を確認するという。
両社の協業はOpen RANの技術による5Gの試験を前提とするが、MobiFone Corporationは多くの分野でRakuten Symphonyと協業を希望することを調印式で表明した。
通信インフラストラクチャの近代化、技術開発、その他の協業を模索する意向である。
MobiFone CorporationではRakuten SymphonyをOpen RANの研究開発と提供で世界的な先駆者と認識しており、Open RANの優れた技術と商用展開の実績から協業に理想的と説明している。
MobiFone Corporationは長らくベトナム政府が所有する国有の移動体通信事業者であるが、MobiFone Corporationを管理する政府機関は数度の移管が行われ、2025年2月27日には公安省(Ministry of Public Security:MPS)に移管された。
公安省傘下の新体制のMobiFone Corporationが策定した2030年までの構想では同社がベトナムを代表する技術集団として国家デジタルインフラストラクチャを構築する先駆者となる目標を掲げている。
構想の実現に5Gは重要な役割を果たすと考え、新たに検討する技術としてOpen RANを選択した。
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