エジプトのOrange Egypt、5Gを商用化
- 2025年06月08日
- 海外携帯電話

エジプトの移動体通信事業者(MNO)であるOrange Egypt for Telecommunicationsは第5世代移動通信システム(5G)を商用化した。
2025年6月4日に5Gの提供を開始しており、携帯通信用途および固定通信用途で5Gを提供している。
携帯通信用途では第4世代移動通信システム(4G)に対応したSIMおよび料金プランは自動で5Gに対応する。
端末側が5Gに対応することが前提条件となるが、4Gに対応したSIMおよび料金プランでは追加料金なしで5Gを利用できる。
なお、料金プランには既存のプリペイドとポストペイドの料金プラン、SIMには物理的なSIMカードと内蔵式のeSIMが含まれる。
4Gに非対応のSIMカードでは5Gを利用できないが、5Gに対応したSIMカードもしくはeSIMに無料で切り替えを受け付ける。
固定通信用途ではOrange Home Wireless 5Gとして5Gを提供する。
5Gの無線方式はNR方式を採用した。
通信速度は下り最大400Mbpsとなる。
5Gの免許は2024年10月7日付けでエジプトの政府機関で電気通信分野の規制を司る国家電気通信規制庁(National Telecom Regulatory Authority:NTRA)より取得したため、5Gの免許の取得から約8か月で5Gを商用化したことになる。
Orange Egypt for TelecommunicationsはフランスのOrangeの連結子会社である。
OrangeはベルギーのAtlas Countries Supportを通じてOrange Egypt for Telecommunicationsを所有する。
Orangeはフランスに登記上の本店が所在するが、フランスに加えてフランスの海外県であるレユニオンおよびマヨットでも移動体通信事業者として携帯通信事業を行う。
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