ソニーグループ子会社のタイ工場、スマホ製造を終了後はカメラ製造に集中
- 2025年07月12日
- Android関連

Sony Group Corporationの連結子会社でタイのSony Technology (Thailand)はスマートフォンの製造を終了した。
Sony Group Corporationが公開する主な製造拠点と生産品目の情報でSony Technology (Thailand)の生産品目からスマートフォンが削除された。
そのため、Sony Technology (Thailand)はスマートフォンの製造を終了したことが分かる。
スマートフォンの製造を終了後のSony Technology (Thailand)の生産品目はデジタルカメラ、業務用カメラ、デジタル一眼カメラ用ボディおよび交換レンズ、車載カメラ、カーオーディオとなっている。
Sony Technology (Thailand)ではカメラ類とカーオーディオの製造を継続していることになる。
工場はタイ国内の2か所で運営しており、所在地はパトゥムターニー県の県庁所在地・ムアンパトゥムターニー郡のバンカディ工業団地とチョンブリ県の県庁所在地・ムアンチョンブリ郡のアマタシティチョンブリ工業団地である。
なお、当初の本社はアユタヤ県の県庁所在地・プラナコーンシーアユタヤ郡の工場に所在したが、プラナコーンシーアユタヤ郡の工場の閉鎖に伴いアマタシティチョンブリ工業団地の工場に本社を移転している。
バンカディ工業団地の工場ではスマートフォンとカメラ類、アマタシティチョンブリ工業団地の工場ではカメラ類とカーオーディオの製造を担当してきた。
スマートフォンの製造を担当したバンカディ工業団地の工場ではスマートフォンの製造の終了に伴いカメラ類の製造に集中することになった。
Sony Group Corporationは過去にスマートフォンの製造拠点として中国のBeijing SE Potevio Mobile Communications (北京索愛普天移動通信)を通じて中国の首都・北京市で工場を保有していた。
Beijing SE Potevio Mobile Communicationsの工場はスマートフォンを含む携帯電話専用の工場で、スウェーデンのEricssonから同国の当時のSony Ericsson Mobile Communicationsを経由して承継した。
スマートフォンの時代には事実上のスマートフォン専用の工場として運営していたが、2019年3月末にスマートフォンの製造を終了するとともに閉鎖している。
スマートフォンの製造拠点はBeijing SE Potevio Mobile Communicationsの工場の閉鎖に伴いSony Technology (Thailand)の工場に移管および集約した経緯がある。
Sony Technology (Thailand)の工場はスマートフォン専用の工場ではないため、スマートフォンの製造を終了後も維持する。
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