サムスン電子、航空機を利用するGalaxy Note7の所有者に空港で代替機を提供
- 2016年10月15日
- Android関連
韓国のSamsung Electronicsはスマートフォン「Samsung Galaxy Note7」の所有者に対して韓国国内の一部空港で代替機を提供すると発表した。
Samsung ElectronicsがSamsung Galaxy Note7の製造および販売の中止を発表後、すべてのSamsung Galaxy Note7の所有者に対して使用を直ちに中止するよう案内し、韓国の政府機関である交通部は一度は緩和した制限を再発動し、航空機内ですべてのSamsung Galaxy Note7の起動や充電を禁止し、受託手荷物として預け入れることも禁止した。
また、米国の政府機関である米国運輸省(U.S. Department of Transportation:DOT)は航空機内にSamsung Galaxy Note7の持ち込みを完全に禁止し、航空機による貨物輸送も禁じた。
これを受けて、Samsung ElectronicsはSamsung Galaxy Note7の所有者に対して、海外旅行を中心として航空機を利用した旅行時に不便が生じると説明しており、海外旅行を計画している場合は出発前にSamsung Galaxy Note7を他機種と交換もしくは返金するよう強く推奨している。
ただ、やむを得ない事情でSamsung Galaxy Note7を交換もしくは返金できない顧客が存在することも想定し、Samsung Electronicsのサービスセンターもしくは2016年10月15日の午後からは韓国国内の空港で一時的に代替機を提供する。
対象となる空港はソウル特別市の金浦国際空港(GMP)、仁川広域市の仁川国際空港(ICN)、釜山広域市の金海国際空港(PUS)で、移動体通信事業者のローミングセンターに隣接してSamsung Electronicsのレンタルコーナーを設けており、Samsung Galaxy Note7を所有している場合は代替機を受け取ってから航空機に搭乗するよう要請している。
なお、米国ではSamsung Galaxy Note7を航空機内に持ち込みもしくは航空輸送すれば起訴や罰金の対象となるため注意しておきたい。
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