東ティモールの携帯電話サービス加入数を公開、TelemorがTimor Telecomに並ぶ
- 2016年10月20日
- 海外携帯電話
東ティモール(ティモール・レステ)の政府機関である財務省(Ministry of Finance Timor-Leste)は2016年第1四半期末における携帯電話サービスの加入数を公開した。
東ティモールの携帯電話事業者はTimor Telecom、TELKOMCELブランドを展開するTelekomunikasi Indonesia International (TL)、Telemorブランドを展開するViettel Timor Lesteの3社である。
携帯電話事業者別の加入数はTimor Telecomが616,091件、Telekomunikasi Indonesia International (TL)が269,975件、Viettel Timor Lesteが615,689件、総数は1,501,755件となる。
シェアはTimor Telecomが約41.025%、Telekomunikasi Indonesia International (TL)が約17.977%、Viettel Timor Lesteが約40.998%となり、2強1弱の状況となっている。
その他の詳細な情報も公開されており、W-CDMA方式による3Gサービスの利用比率はTimor Telecomが約43.0%、Telekomunikasi Indonesia International (TL)が約18.3%、Viettel Timor Lesteが約16.4%、全体では約27.6%となる。
支払方式に関してプリペイド比率はTimor Telecomが約97.6%、Telekomunikasi Indonesia International (TL)が約99.8%、Viettel Timor Lesteが100%、全体では約99.0%である。
これまでViettel Timor Lesteの親会社であるベトナムのViettel Group (軍隊通信グループ)は独自調査による結果としてViettel Timor Lesteが加入数で東ティモール1位とアピールしたこともあるが、財務省が正式に公開したデータでは1位となったことがない。
前回集計の2015年第3四半期末における加入数はTimor Telecomが611,606件、Viettel Timor Lesteが504,372件で、Viettel Timor Lesteは加入数を一気に伸ばしてTimor Telecomにほぼ並んでおり、すでに追い越した可能性もある。
東ティモールの独立後、2003年3月1日にTimor Telecomが携帯電話サービスを開始し、2013年3月16日にTelekomunikasi Indonesia International (TL)、2013年7月10日にViettel Timor Lesteが携帯電話サービスを開始した。
10年以上も独占していたTimor Telecomが独占崩壊から約3年、間もなくViettel Timor Lesteに首位を明け渡すことになりそうだ。
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