NTTドコモがVHF帯TD-LTEを構築して公共安全LTEシステムの実証実験に成功
- 2017年06月15日
- docomo-総合
NTT DOCOMOは公共安全LTEシステムを開発し、実証実験に成功したことを発表した。
災害時など通信が繋がりにくい状況下で重要通信の確保が必要な公共機関が共同で利用可能とする公共安全LTEシステムを開発したとのことで、世界的な規模で利用されるLTE方式の技術が応用されている。
新たにNTT DOCOMOが開発したVHF帯TD-LTE無線通信システムを構築し、2017年1月から2017年3月にかけて岩手県、宮城県、福島県で実証実験が行われた。
実証実験の内容はVHF帯TD-LTE無線通信システムの実験基地局のエリアを確認するため、電測車に実験端末と測定器を搭載して走行調査を実施し、エリア品質、通信速度、通信ログデータを取得したという。
なお、VHF帯TD-LTE無線通信システムは190MHz帯の20MHz幅を使用している。
実験基地局から半径最大50kmをカバーし、下り最大50Mbps/上り最大13Mbpsの通信速度を確認したとのことである。
また、2017年6月6日には宮城県仙台市若林区荒浜訓練場で上空から映像を伝送する実証実験を実施して成功したことも明らかにされている。
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