中国SNSのWeiboで監督員を募集、政府指導で投稿内容を監視
- 2017年09月29日
- 海外携帯電話
Weibo Corporation (新浪微博公司)傘下でSNSのWeibo (新浪微博)を運営する中国のBeijing Weimeng Technology (北京微梦創科網絡技術)が監督員の募集を開始した。
一般から1,000人の監督員を募集し、監督員には1ヶ月あたり200人民元(約3,400円)の報酬を提供するという。
中共北京市委網絡安全和信息化領導小組弁公室の指導のもとWeiboで反政府的、違法、有害な投稿を通報する業務となり、1ヶ月あたりに最低でも200件の有効な報告が求められる。
なお、中共北京市委網絡安全和信息化領導小組弁公室は中国共産党傘下の政府組織である。
有効な通報が多い上位10人の監督員に対しては、スマートフォンやパソコンなどの追加報酬も用意されている。
ノルマの達成や追加報酬を求めて文脈から判断せずに機械的に単語を抽出して通報する監督員も出てくると思われるが、それで投稿者が処罰されることがないよう願いたい。
なお、中国では2017年10月18日木開催される中国共産党第十九次全国代表大会を控えて、一部のインターネットサービスやSNSなどを遮断するなどインターネット上における言論統制を強めている。
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