サウジアラビアのZain KSAがメッカとジェッダでLTE-Uのトライアルを実施
- 2017年10月05日
- 海外携帯電話
サウジアラビアの移動体通信事業者でZainブランドを展開するMTC Saudi ArabiaはLTE-U (LTE-Unlicensed)のトライアルに成功したと発表した。
LTE-UやLAA (Licensed Assisted Access)はアンライセンスバンド(非免許帯域)でLTE通信を利用する技術であるが、アンライセンスバンドのみでLTE通信を利用するMulteFireとは異なり、ライセンスバンド(免許帯域)におけるLTE通信の補助としてアンライセンスバンドを利用し、ライセンスバンドとアンライセンスバンドのアグリゲーションで活用する技術である。
なお、LTE-UにはLBT機能がなく、LAAにはLBT機能を備えるなど、LTE-UとLAAも異なる技術となっている。
MTC Saudi ArabiaはNokiaと協力してLTE-Uのトライアルを実施した。
Nokiaが開発したマルチバンドスモールセルであるFlexi Zone LTE-Uを用いており、ライセンスバンドはFDD-LTE方式の1.8GHz帯(Band 3)、アンライセンスバンドは5GHz帯を使用している。
マッカ州の州都・マッカ(メッカ)のマスジド・ハラーム、ジェッダのモールやカフェなどでLTE-Uを実装してトライアルを実施したという。
LTE-Uのトライアルでは223Mbpsの通信速度を記録したとのことである。
商用ネットワークを用いたLTE-Uのトライアルは中東で初めて成功したとアピールしている。
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