ロシアW杯でTele2 Russiaが450MHz帯のLTEを緊急用通信に利用へ
- 2018年04月04日
- 海外携帯電話
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ロシアの移動体通信事業者(MNO)でTele2ブランドを展開するT2 Mobileはモスクワ情報技術局(Department of Information Technologies of Moscow:DIT)と協力し、2018年6月から2018年7月にロシアで開催される2018 FIFA ワールドカップの一部会場でFDD-LTE方式の450MHz帯(Band 31)を緊急用通信などで活用すると明らかにした。
首都・モスクワに位置するルジニキ・スタジアムを中心にネットワークの整備を進めている。
2018 FIFA ワールドカップの開催に先立ち、2018年3月23日にルジニキ・スタジアムで開催されたロシア代表とブラジル代表の国際親善試合に合わせて大会運営本部と救急車の間で動作試験などを実施したとのことである。
モスクワ市警察当局の要請に基づき、FDD-LTE方式の450MHz帯では緊急用通信や大会運営に関連した利用の優先順位を高く設定しており、緊急時や輻輳状態でも大会関係者が円滑に連絡を行えるという。
T2 MobileはSkylinkの買収に伴い450MHz帯を取得しており、450MHz帯はCDMA2000方式からFDD-LTE方式に転用した。
なお、ルジニキ・スタジアムは2018 FIFA ワールドカップのメイン会場となり、準決勝および決勝を含めた7試合を実施する予定で、日本代表は準決勝および決勝に進出すれば、準決勝と決勝のいずれかまたは両方をルジニキ・スタジアムで戦える。
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