韓国のKTが5Gサービスを4月5日に商用化、料金プランを公開
- 2019年04月02日
- 海外携帯電話
韓国の移動体通信事業者(MNO)であるKT Corporationは第5世代移動通信システム(5G)の一般向けサービスを2019年4月5日に商用化すると発表した。
KT Corporationは2018年12月1日より一部の法人顧客に限定して5Gサービスを提供しているが、一般の個人顧客は加入できないため、5Gサービスを商用化したとは言い難い状況であった。
2019年4月5日より一般の個人顧客の加入も受け付け、正式に5Gサービスを商用化する。
正式な5Gサービスの商用化に合わせて、対応端末として韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)が開発したスマートフォン「Samsung Galaxy S10 5G (SM-G977N)」を2019年4月5日に発売することが決まっている。
5Gに対応したスマートフォンの発売は韓国で初めてであり、世界でも初めてとなる。
KT Corporationは5Gサービスの料金プランも公開している。
料金プランは月額55,000韓国ウォン(約5,400円)の5Gスリム、月額80,000韓国ウォン(約7,800円)のスーパープラン ベーシック、月額100,000韓国ウォン(約9,800円)のスーパープラン スペシャル、月額130,000韓国ウォン(約12,700円)のスーパープラン プレミアムを用意する。
5Gスリムの場合、韓国国内のデータ通信はデータ通信容量が無制限であるが、通信速度は8GBまでは無制限で、8GBを超過すると当月分は最大1Mbpsに抑えられる。
スーパープラン ベーシックの場合、韓国国内のデータ通信は通信速度とデータ通信容量ともに無制限で、国際ローミングのデータ通信は通信速度が最大100kbpsでデータ通信容量が無制限である。
スーパープラン スペシャルの場合、韓国国内のデータ通信は通信速度とデータ通信容量ともに無制限で、国際ローミングのデータ通信は通信速度が最大100kbpsでデータ通信容量が無制限である。
スーパープラン プレミアムの場合、韓国国内のデータ通信は通信速度とデータ通信容量ともに無制限で、国際ローミングのデータ通信は通信速度が最大3Mbpsでデータ通信容量が無制限である。
なお、スーパープラン ベーシックはVIPの会員特典が付属し、スーパープラン スペシャルとスーパープラン プレミアムはVVIPの会員特典、端末保険、スマート機器の1回線が付属する。
端末購入時に公示支援金を適用せずに選択約定割を選択すると、5Gスリムは月額41,250韓国ウォン(約4,000円)、スーパープラン ベーシックは月額60,000韓国ウォン(約5,900円)、スーパープラン スペシャルは月額75,000韓国ウォン(約7,300円)、スーパープラン プレミアムが月額97,500韓国ウォン(約9,500円)で利用できる。
表記の金額はすべて付加価値税込である。
KT Corporationは5G向けの周波数としてサブ6GHz帯の3.5GHz帯の100MHz幅およびミリ波(mmWave)の28GHz帯の800MHz幅を保有しているが、まずは3.5GHz帯のみを使用する。
5Gの通信方式としては3GPP (3rd Generation Partnership Project)で5Gの要求条件を満たすために規定されたNR方式を採用している。
なお、KT CorporationにはNTT DOCOMOが資本参加しており、NTT DOCOMOによる持分比率は約5.5%となっている。
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