au向けスマホKYL22/ KYV31/ KYV32/ KYV33が技適を再通過、LTE Band 3を追加取得
- 2019年04月05日
- KDDI-KYOCERA
総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications:MIC)の技術基準適合証明または工事設計認証を通過した端末が更新された。
KDDIおよびOkinawa Cellular Telephone (沖縄セルラー電話)向けのKYOCERA (京セラ)製のLTE/W-CDMA/CDMA2000/GSM端末「KYL22」、LTE/W-CDMA/GSM端末「KYV31」「KYV32」「KYV33」が2019年3月6日付けでTUV Rheinland Japanを通過したことが分かった。
工事設計認証番号はKYL22が005-100545、KYV31が005-100848、KYV32が005-100880、KYV33が005-100894。
モバイルネットワークのみで認証を受けており、具体的にはKYL22がLTE (FDD) 2100(B1)/1800(B3)/1500(B11)/800(B18) MHz、KYV31、KYV32、KYV33がLTE (FDD) 2100(B1)/1800(B3)/800(B26) MHzで認証を取得した。
KYL22はDIGNO M KYL22として2013年11月23日、KYV31はURBANO V01 (KYV31)として2014年12月12日、KYV32はBASIO (KYV32)として2015年2月13日、KYV33はINFOBAR A03 (KYV33)として2015年2月20日に発売された。
発売から4~5年以上も経過して改めて認証を取得したが、LTE (FDD) 1800(B3) MHzを追加して認証を受けた。
LTE (FDD) 1800(B3) MHzは世界で最も採用数が多いLTE Bandであり、LTE (FDD) 1800(B3) MHzを導入していなかったKDDIおよびOkinawa Cellular Telephoneが販売する機種でも多くの機種がLTE国際ローミング用としてLTE (FDD) 1800(B3) MHzに対応している。
日本では2015年5月に発売した機種からSIMロックの解除を義務化しており、KDDIおよびOkinawa Cellular Telephone向けの機種でもSIMロックを解除後に日本のほかの移動体通信事業者(MNO)でLTE (FDD) 1800(B3) MHzを使うことが想定できる。
そのため、KDDIおよびOkinawa Cellular Telephone向けの機種でもSIMロックの解除に対応した機種はLTE (FDD) 1800(B3) MHzでも認証を通過させてきたが、KYL22、KYV31、KYV32、KYV33はSIMロックの解除に非対応であるため、LTE (FDD) 1800(B3) MHzでは認証を取得していなかった。
しかし、総務省は2018年4月にKDDIおよびOkinawa Cellular Telephoneへ1.8GHz帯の割当を決定し、KDDIおよびOkinawa Cellular TelephoneはLTE (FDD) 1800(B3) MHzを導入することが決まった。
SIMロックの解除に非対応かつLTE国際ローミング用としてLTE (FDD) 1800(B3) MHzに対応したKDDIおよびOkinawa Cellular Telephone向けの機種でも日本国内でLTE (FDD) 1800(B3) MHzを使えることになるため、KYL22、KYV31、KYV32、KYV33はLTE (FDD) 1800(B3) MHzを追加して認証を受けた。
なお、KDDIはすでに一部の地域でLTE (FDD) 1800(B3) MHzの運用を開始している。
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