英国のVodafone、5Gサービスを7月3日に商用化
- 2019年05月15日
- 海外携帯電話
英国のVodafone Groupの完全子会社で同国の移動体通信事業者(MNO)であるVodafoneは2019年7月3日に第5世代移動通信システム(5G)を商用化すると発表した。
2019年7月3日より個人顧客および法人顧客に対して5Gサービスの提供を開始する。
5Gサービスの商用化時点では英国の首都・ロンドン、バーミンガム、ブリストル、カーディフ、グラスゴー、マンチェスター、リバプールの7都市が5Gサービスの提供エリアとなる。
また、2019年12月末までにバーケンヘッド、ブラックプール、ボーンマス、ギルフォード、ニューベリー、ポーツマス、プリマス、レディング、サウサンプトン、ストーク=オン=トレント、ウォリントン、ウォルバーハンプトンの12都市も5Gサービスの提供エリアとする予定である。
Vodafoneは英国の政府機関で電気通信分野などの規制を担う通信庁(Office of Communications:Ofcom)が実施した周波数オークションを通じて、5G向けに3.5GHz帯の50MHz幅を取得しており、5Gサービスでは3.5GHz帯の周波数を利用する。
通信方式は標準化団体の3GPP (3rd Generation Partnership Project)で5Gの要求条件を満たすために規定されたNR方式を採用することが決まっている。
5Gサービスの対応端末としては4機種のスマートフォンと1機種のモバイル無線LANルータを用意している。
スマートフォンは中国のHuawei Technologies (華為技術)製のHUAWEI Mate 20 X (5G)およびHUAWEI Mate X、韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)製のSamsung Galaxy S10 5G、中国のXiaomi Communications (小米通訊技術)製のXiaomi Mi MIX 3 5G、モバイル無線LANルータはHuawei Technologies製の5G Gigacubeを取り扱う。
なお、英国の移動体通信事業者としてはVodafoneが初めて5Gサービスを商用化する具体的な日程を発表したことになる。
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