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ドイツの半導体メーカーInfineonがファーウェイへの供給を中断



ドイツの半導体メーカーであるInfineon Technologiesは中国のHuawei Technologies (華為技術)に対して半導体の供給を中断したことが分かった。

Huawei Technologiesおよびその関係会社は米国の政府機関である商務省(Department of Commerce:DOC)傘下の産業安全保障局(Bureau of Industry and Security:BIS)よりEntity Listの指定を受けており、それを受けてInfineon TechnologiesはHuawei Technologiesに対して半導体の納入を中断したという。

Entity Listの指定を受けた者と個人や事業体を含む米国人または外国人が特定の米国原産品を取引する場合、産業安全保障局より発行されたライセンスの取得が必要となるが、ライセンスの発行は原則として拒否されるため、Entity Listの指定を受けた者は特定の米国原産品の取り扱いが困難となる見込み。

特定の米国原産品はEARの対象品目を指しており、価値ベースでEARの対象品目をを一定以上の割合で含む第三国の企業が提供する製品もEARの対象品目とみなされるため、米国の部品、ソフトウェア、技術などを適用した製品は米国企業が販売する製品ではなくともEARの対象品目となる可能性がある。

許可なしでEARの対象品目をEntity Listの指定を受けた者に供給した場合、意図的ではなくとも供給者までが制裁の対象に追加される可能性があるため、Entity Listの指定を受けた者との顧客関係の継続には極めて神経質になる必要がある。

EARの対象品目かどうかの判定には時間を要する場合があり、Infineon TechnologiesはEARの対象品目でないことを確認できるまでHuawei Technologiesへの供給を中断したと思われる。

仮にInfineon Technologiesの製品がEARの対象品目となれば、Infineon TechnologiesはHuawei Technologiesとの関係を断つ可能性が高い。

Nikkei Asian Review

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