英国のEE、HUAWEI Mate 20 X (5G)の発売を見合わせ
- 2019年05月23日
- Android関連
英国のBT Group傘下で同国の移動体通信事業者(MNO)であるEEは中国のHuawei Technologies (華為技術)製のスマートフォン「HUAWEI Mate 20 X (5G) (EVR-N29)」」の発売を見合わせることが分かった。
HUAWEI Mate 20 X (5G)の発売に向けて関心表明の登録を受け付けていたが、関心表明の登録の受け付けを中断した。
また、EEの第5世代移動通信システム(5G)に対応した端末の一覧からHUAWEI Mate 20 X (5G)が削除されており、発売時期も不透明な状況となっている。
Huawei Technologiesやその関係会社などは米国政府より制裁措置を受けており、米国の政府機関である商務省(Department of Commerce:DOC)傘下の産業安全保障局(Bureau of Industry and Security:BIS)よりEntity Listに追加された。
Entity Listの指定を受けた者と個人や事業体を含む米国人または外国人が特定の米国原産品を取引する場合、産業安全保障局より発行されたライセンスの取得が必要となる。
ただ、ライセンスの発行は原則として拒否されるため、Entity Listの指定を受けた者は特定の米国原産品の取り扱いが困難になると予想される。
Entity Listの指定を受けてHuawei Technologiesのスマートフォン事業を含めた各事業への影響が懸念されている。
特にHuawei Technologies製のスマートフォンはサポートやサービスの提供で影響を受ける可能性があるため、EEは不確実な状況が解消するまでの一時的措置として関心表明の登録の受け付けを中断した。
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