英国のEE、5Gサービスを開始
- 2019年05月30日
- 海外携帯電話
英国のBT Group傘下で同国の移動体通信事業者(MNO)であるEEは第5世代移動通信システム(5G)を商用化した。
2019年5月30日より英国の移動体通信事業者としては初めて5Gサービスの提供を開始している。
5Gの通信方式は標準化団体の3GPP (3rd Generation Partnership Project)で5Gの要求条件を満たすために規定されたNR方式を採用する。
周波数はサブ6GHz帯の3.5GHz帯を使用しており、NR Bandはn78となる。
5Gサービスの開始時点では英国およびイングランドの首都・ロンドン、バーミンガム、マンチェスター、エディンバラ、カーディフ、ベルファストの一部が5Gサービスの提供エリアとなっている。
また、5Gサービスの提供エリアとなる具体的な場所の一部も公表しており、ロンドンではハイド・パーク、バーミンガムではブルリング、マンチェスターではマンチェスター・アリーナ、エディンバラではエディンバラ・ウェイヴァリー駅、カーディフではウェールズ議会、ベルファストではジョージ・ベスト・ベルファスト・シティ空港(BHD)が含まれる。
2019年中にはブリストル、コヴェントリー、キングストン・アポン・ハル、リーズ、レスター、リバプール、ニューカッスル・アポン・タイン、ノッティンガム、シェフィールド、グラスゴーの一部、2020年中にはボーンマス、ブライトン、ケンブリッジ、エクセター、イプスウィッチ、ノーリッチ、プリマス、ヨーク、アバディーン、ダンディーの一部も5Gサービスの提供エリアとする計画である。
5Gサービスに対応した端末としては中国のOnePlus Technology (Shenzhen) (深圳市万普拉斯科技)製のOnePlus 7 Pro 5G、韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)製のSamsung Galaxy S10 5G、韓国のLG Electronics製のLG V50 ThinQ 5G、中国のGuangdong OPPO Mobile Telecommunications (OPPO広東移動通信)製のOPPO Reno 5G、台湾のHTC (宏達国際電子)製の5GEE WiFi、中国のHuawei Technologies (華為技術)製の5GEE Home Routerを用意している。
そのうち、OnePlus 7 Pro 5Gを2019年5月30日に発売しており、EEにとってOnePlus 7 Pro 5Gが最初の5Gに対応した端末となった。
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