スペインのVodafone Espanaが6月15日に5Gサービスを開始、マドリードやバルセロナなど15都市で
- 2019年06月12日
- 海外携帯電話
英国のVodafone Groupの完全子会社でスペインの移動体通信事業者(MNO)であるVodafone Espanaは2019年6月15日に第5世代移動通信システム(5G)を商用化すると発表した。
2019年6月15日より15都市で同時に5Gサービスの提供を開始する。
5Gサービスを利用できる15都市には首都・マドリード、バルセロナ、バレンシア、セビリア、マラガ、サラゴサ、ビルバオ、ビトリア、サン・セバスティアン、ア・コルーニャ、ビーゴ、ヒホン、パンプローナ、ログローニョ、サンタンデールが含まれる。
5Gの通信方式は標準化団体の3GPP (3rd Generation Partnership Project)で5Gの要求条件を満たすために規定されたNR方式である。
周波数および帯域幅は3.5GHz帯の90MHz幅を利用し、NR Bandはn78となる。
3.5GHz帯の90MHz幅は周波数オークションを通じて取得しており、スペインの移動体通信事業者としては3.5GHz帯で最も広い帯域幅を確保している。
なお、Orange Espagneは60MHz幅、Telefonica Moviles Espanaは50MHz幅、Grupo MASMOVILは80MHz幅を保有する。
通信速度は下り最大1Gbpsで提供するが、2019年末までには下り最大2Gbpsに高速化する予定という。
また、2019年夏には英国、ドイツ、イタリアで5Gローミングの提供も開始する予定である。
5Gサービスに対応した携帯端末としては3機種のスマートフォンを用意しており、韓国のLG Electronics製のLG V50 ThinQ 5G、韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)製のSamsung Galaxy S10 5G、中国のXiaomi Communications (小米通訊技術)製のXiaomi Mi MIX 3 5Gを取り扱う。
スペインではVodafone Espanaが最初に5Gサービスを開始する移動体通信事業者となる見込み。
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