モナコのMonaco Telecomが5Gサービスを商用化、ファーウェイの通信設備を使用
- 2019年07月10日
- 海外携帯電話
モナコの移動体通信事業者(MNO)であるMonaco Telecomは第5世代移動通信システム(5G)を商用化した。
2019年7月10日より5Gサービスの提供を開始している。
5Gサービスの提供エリアは開始当初よりモナコ全土をカバーするという。
なお、モナコは国際連合(United Nations)加盟国では面積が最も狭い都市国家である。
5Gサービスに対応した端末としては2機種のスマートフォンを用意しており、中国のHuawei Technologies (華為技術)製のHUAWEI Mate 20 X (5G) (EVR-N29)および中国のXiaomi Communications (小米通訊技術)製のXiaomi Mi MIX 3 5G (M1810E5GG)を2019年7月10日より取り扱う。
ポストペイドプランで5Gサービスを利用可能で、月額料金が9.99ユーロ(約1,200円)のEssentiel +、39.99ユーロ(約4,900円)のConnect +、89.99ユーロ(約11,000円)のEurope +で5Gサービスを利用できる。
ただ、Essentiel +およびConnect +では2020年7月31日までの期間限定で5Gサービスを利用可能としており、2020年8月以降はプランを変更またはオプションの追加によって5Gサービスの利用を許可すると思われる。
5Gの通信方式は標準化団体の3GPP (3rd Generation Partnership Project)で5Gの要求条件を満たすために規定されたNR方式を採用する。
周波数はサブ6GHz帯の3.5GHz帯を使用しており、NR Bandはn78となる。
通信設備はHuawei Technologiesから調達した。
モナコの移動体通信事業者はMonaco Telecomの1社のみであるが、ひとつの国のすべての移動体通信事業者が5Gサービスを商用化した事例は、韓国、アラブ首長国連邦(UAE)、クウェートに次いで4ヶ国目である。
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