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韓国のSK Telecomが2019年Q2の業績を発表、5G加入件数は53万件



韓国の移動体通信事業者(MNO)であるSK Telecomは2019年第2四半期の業績を発表した。

2019年第2四半期の連結売上高は前年同期比6.8%増の4兆4,370億韓国ウォン(約3,973億円)、当期純利益は前年同期比71.7%減の2,591億韓国ウォン(約232億円)となった。

主要事業ではメディア事業や保安事業が堅調に成長して増収に貢献している。

しかし、半導体価格の下落が影響し、関連会社で半導体事業を手掛ける韓国のSK hynixの業績が悪化した。

ほかに第5世代移動通信システム(5G)の導入に伴う設備投資の増大、マーケティングに係る費用の増大も重なり、2019年第2四半期は前年同期比で大幅な減益となった。

移動体通信事業の売上高は前年同期比2.4%減の2兆4,400億韓国ウォン(約2,185億円)である。

2017年第4四半期から6四半期連続で移動体通信事業は前四半期比での減収が続いていたが、2019年第2四半期は7四半期ぶりの前年同期比での増収に転じた。

7四半期ぶりの好転の要因として、SK Telecomは加入件数の増加やデータ通信の需要の増大など5Gの導入による効果と分析している。

なお、連結売上高のうち移動体通信事業は55.0%を占めており、SK Telecomにとって移動体通信事業は最大の事業である。

2019年第2四半期末の事業データも公開されている。

移動体通信サービスの加入件数は前年同期比1.0%増の3,101万9,000件となった。

また、移動体通信サービスのうち2019年4月5日に加入の受け付けを開始した5G契約の加入件数は53万件で、5G契約の加入率は1.7%となる。

2019年第2四半期に限定した韓国ウォン(KRW)ベースのARPU (1回線当たり月間平均収入)は前年同期比4.7%減の30,755韓国ウォン(約2,754円)、SK Telecomのネットワークを利用した仮想移動体通信事業者(MVNO)を含めたARPUは前年同期比4.4%減の27,403韓国ウォン(約2,454円)である。

いずれもARPUは低下傾向が続いていたが、2019年第2四半期は前四半期比で上昇に転じた。

5Gでは端末に対する高額な支援金の支給によって選択約定割を選ばない事例が増えた模様で、さらに5Gの商用化に伴う高額な料金プランへの加入件数の増加などがARPUの上昇に貢献したと思われる。

SK Telecom

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