iPhone 11 ProとiPhone 11 Pro Maxの通信モデムはIntel XMM 7660の模様
- 2019年09月21日
- Apple関連
米国のAppleが発売したスマートフォン「Apple iPhone 11 Pro Max」はチップセットにIntel XMM 7660 Modemを搭載する模様であることが分かった。
iFixitがApple iPhone 11 Pro Maxを分解しており、通信モデムは米国のIntelが開発したIntel X927YD2Qを搭載するという。
Apple iPhone 11 Pro Maxは下り最大1.6GbpsのLTEに対応しており、Intel製の通信モデムではIntel XMM 7660 Modemのみがその性能を実現できる。
そのため、Apple iPhone 11 Pro Maxは通信モデムにIntel XMM 7660 Modemを搭載すると考えられる。
また、Apple iPhone 11 Proは通信性能がApple iPhone 11 Pro Maxと共通であるため、Apple iPhone 11 Proも通信モデムは同様と思われる。
Intel XMM 7660 ModemはLTE DL Category 19の下り最大1.6Gbpsまで対応しており、Apple iPhone 11 ProおよびApple iPhone 11 Pro Maxはその性能を備えることになる。
実際の通信速度の理論値は移動体通信事業者(MNO)によって異なるため留意しておきたい。
Appleは米国のQualcommとライセンス料を巡り対立し、iPhoneで採用する通信モデムはIntel製の比率を高め、2018年に発表したiPhoneでは完全にIntel製に切り替わった。
しかし、2019年4月にAppleとQualcommが和解に達し、Qualcommの完全子会社で米国のQualcomm TechnologiesがAppleに対して通信モデムの供給を再開することも合意した。
同時にIntelはスマートフォン向けの通信モデム事業からの撤退を決定し、その後にAppleがIntelから通信モデム事業を買収することも発表している。
ハイエンドのiPhoneではApple iPhone 11 ProおよびApple iPhone 11 Pro MaxがIntel製の通信モデムを搭載する最後の機種となる見込み。
なお、先代機種のApple iPhone XSおよびApple iPhone XS MaxはLTE DL Category 16で下り最大1Gbpsに対応していたため、Apple iPhone 11 ProおよびApple iPhone 11 Pro MaxのLTEは先代機種比で1.6倍も高速化したことになる。
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